試合会場レポート

<要約レポート>

　ＮＥＣ･レッドロケッツは、坪根のセッターでスタート。第１セット９?９までは競り合うが、大友・高橋のスパイクに杉山・坪根・田中のサービスポイントなどで一方的な展開となった。武富士・バンブーは、山下・足立が頑張りを見せるものの、ＮＥＣの坪根を中心とした多彩な攻撃陣の前に、なすすべがなかった。第２セットは一転し、１点を争う好ゲームとなった。流れは変わらず２３?２３まで田中・杉山・大友と山下･足立の打ち合いで、シーソーゲームとなる。最後は大友が２本連続でスパイクを決め、ＮＥＣがこのセットも取った。第３セットもＮＥＣは坪根のセッターでスタートする。武富士は、第２セットを落したものの、徐々に歯車がかみ合い、中盤、ＮＥＣのサーブやスパイクミスに乗じて追い上げる。武富士は、２１点で追い付くと､山下･足立がレフトからスパイクをよく決め、２８?２６でこのセットを取った。第４セット、ＮＥＣはスタートから竹下を起用。武富士は好調さを持続。常にＮＥＣリードで展開するが、点差はひらかない。２０?２１まで追い上げた。しかし、レフトオープンのスパイクでしか得点に結びつかない。最後は地元山形市出身の高橋みゆきがスパイクを決め、３?１でＮＥＣが勝利した。
　ＮＥＣは、これで５勝２敗としたが、課題の残る試合であった。武富士は２勝５敗となりセンターラインの強化が急務であろう。