試合会場レポート

<要約レポート>

４強入りに極めて重要な一戦となった、現在４位の久光製薬・スプリングスと５位のデンソー・エアリービーズの対戦は、ホームの大声援を背負ったデンソーが圧倒的な展開で勝利を挙げた。
第１セット、久光はトーマス、落合、先野ら攻撃陣が活躍し、セットを先取する。デンソーは渡部の攻撃が光ったが、前衛が上田と細田の２枚になるポジション（サーバーは鶴田）での連続失点が痛かった。第２セットは、開始直後デンソーが細田のアタック・ブロック等により４：０とリードを奪うが、やはり課題のポジションで３連続失点、久光に逆転を許す。最大３点差となりズルズルいきかけたが、15：16で代わって入ったセッター温水がリズムを引き戻した。彼女が入ってからはアタッカーが輝きを取り戻し、10点取る間に久光に３点しか取らせない圧倒的な展開となった。第３セットは互いにミスが目立つ荒れた展開になった。デンソーは中盤までリードを許していたが、このセットから入った草深のサーブで久光のレシーブを乱すと、16：17からなんと８連続得点を奪い、セットを連取した。第４セットは開始から完全にデンソーのペース。リベロ櫻井のレシーブを起点に攻撃を繰り広げ、岡野、井上、上田、草深らに加え、セッターの横山まで３本のアタックポイントを決める押せ押せの展開。最後は井上のブロックが決まり、デンソーが貴重な白星を挙げた。