試合会場レポート

<要約レポート>

　現在、激しい２位争いを繰り広げる中で、ホームゲーム最終戦を白星で飾りたいＪＡぎふリオレーナとファイナル６進出に向けて何としてもポイントを積み上げていきたい大野石油広島オイラーズとの一戦。
　第１セット、互いに譲らず一進一退の攻防を繰り広げ、勝負の行方は20点以降にもつれ込んだ。ＪＡぎふは山本が立て続けに力強いアタックを決める。対する大野石油は山内、佐藤で攻撃を組み立てるが、最後はＪＡぎふの今井がアタックを決め、粘る大野石油を辛くも振り切って先取した。
　第２セットは中盤まではＪＡぎふがゲームを優位に進める。しかし、ここから大野石油が怒濤の追い上げを見せ、佐藤、山内を起点とした攻撃で逆転。ＪＡぎふは山本、今井が気を吐くが、途中交代で起用された吉里が期待に応えて連続で決め、大野石油がセットを取り返した。
　第３セットのスタートは吉井を軸に攻めるＪＡぎふがリードするが、大野石油も斉藤、吉里を軸に攻撃を組み立て、必死に食い下がる。ＪＡぎふは岩永、齊藤を２枚替えで投入してリズムをつかみ、着実にリードを広げ、このセットを取った。
　第４セットはリベロ目加田を中心とした堅い守りで山本、今井、吉井が攻撃の手を緩めることなく得点を重ね、必死にボールをつないで佐藤、斉藤が攻めた大野石油を退けて応援団や小学生の拍手と歓声が会場に響き渡る中、ＪＡぎふが勝利を収めた。
　ＪＡぎふは今シーズンのホームゲームでは負けなしの４勝とし、今日の時点で順位を２位に上げ、レギュラーラウンド残り２試合に勢いをつけた。この試合、両チームの攻守にわたる好プレーに観客席は沸き、惜しみない声援が送られた。