試合会場レポート

<要約レポート>

　ホームゲームを初勝利で飾り、波に乗りたい東京ヴェルディと、こちらも初勝利し、来週のホームゲームに向けて勢いをつけたい埼玉アザレアとの対戦。
　第１セット、東京ヴェルディは、序盤から埼玉の守りをサーブで崩し、長いラリーもリベロの浅岡と冷水、三浦が懸命に繋いで工藤らにボールを集めて得点を重ねる。一方の埼玉は、加藤のサービスエース、茂木のブロックでチャンスを作るが流れを変えられず、東京ヴェルディはキャプテン倉田が２本のブロックを含む７得点を上げる活躍を見せ、セットを先取する。
　第２セット、埼玉はリズムを取り戻し、序盤に川畑のアタックと小島のブロックの４連続得点でリードを奪う。中盤、工藤のサービスエース、田尻のブロックなどで追いついた東京ヴェルディは、倉田が気迫の籠ったアタックを次々と決めて逆転し、セットも連取する。
　第３セット、後のない埼玉だが、リベロの川崎、セッターの浜田を中心に堅実に繋ぐスタイルを崩さず、林、茂木らのスパイクで得点を重ねる。流れを変えたい東京ヴェルディは、終盤に若手の中村を投入し、中野のブロックなどで追撃するが及ばず、埼玉がセットを取り返す。
　第４セット、東京ヴェルディ・中村の思い切りの良いアタックに対し、埼玉・笠原は相手ブロックを振る移動攻撃で応戦するなど、一進一退の攻防を続ける。終盤、加藤のアタックなどで抜け出した埼玉がセットを取り、フルセットとなる。
　第５セット、序盤からリードした東京ヴェルディは、與崎がブロックやアタックを決めて粘る埼玉を突き放すと、最後は工藤がアタックを決めて勝利し、熱いサポーターの応援に応えた。