試合会場レポート

<要約レポート>

　ここまで４勝１敗と好調の大同特殊鋼レッドスターと１勝４敗と波に乗れない長野GaRonsとの２回目の対戦。
　第１セット序盤は大同特殊鋼の緩急織り交ぜたサーブに苦しめられた長野は攻撃が単調となり、２－６とリードを許す。セット中盤では、清水と藤井の両エースが奮闘し、12－13と１点差まで追い上げた。しかし、大同特殊鋼キャプテンの久保田がここぞというところで、アタックを決めて流れを渡さない。その後も効果的にブロックとフェイントが決まり、25－20と第１セットを先取した。
　第２セットは、安定したサーブレシーブからセッター長谷川の展開力が存分に発揮された大同特殊鋼が、連続得点を繰り返し、鰐川の速攻やブロックを起点に必死に食い下がる長野を25－14で振り切った。
　第３セットに入るとようやくサーブレシーブが安定した長野は、ミドルブロッカーが機能し始め、一進一退の見応えある攻防が展開された。７－７から木村の強打とフェイントで抜け出した大同特殊鋼は、長野のミスもあり徐々に点差を広げていく。長野もセッターを交代させるなどリズムを取り戻そうとするが、終盤に連続ブロックポイントを浴び、最後は大きくなったサーブレシーブをダイレクトアタックで仕留められ、ストレートで大同特殊鋼が勝利した。