試合会場レポート

<要約レポート>

　福岡でのホームゲームで上位進出を狙う４位久光スプリングスと、10位トヨタ車体クインシーズの一戦。
　鴫原の攻撃による得点で幕を開け、ケルシーのブロックポイントを含む３連続得点で一気にリードを広げたトヨタ車体が、第１セットを先行する展開となった。流れを掴みかけたトヨタ車体であったが、久光は平山の速攻や石井、井上(愛)の安定したサイド攻撃で徐々に点差を詰め、栄のサービスエースで追いつくと、平山が３連続で速攻を決めて一気に逆転した。トヨタ車体も鴫原のサービスエースを含む連続得点でデュースとし粘りを見せるが、最後は久光が逃げ切ってセットを先取した。
　続く第２セット、序盤は一進一退の攻防が続くが、石井のコーナーをつく巧みな攻撃と平山のブロックによる連続ブレイクなどで、久光が徐々ににリードを広げる展開となった。トヨタ車体も鴫原とケルシーのアタックなどで追いつくが、久光は井上(愛)が３連続でアタックを決めて突き放し、セットを連取した。
　第３セット、後のなくなったトヨタ車体は、序盤こそ久光に先行されるものの、相手ブロックに的を絞らせない攻撃で粘り、ハッタヤのサービスエースやケルシーのアタックで３連続ブレイクとし久光に追いつく。しかし、久光は石井の連続アタックや平山、中川の連続ブロックで点差を広げると、終盤は中川にボールを集めて逃げ切り、ストレートで勝利した。
　石井、井上(愛)の安定したサイド攻撃に平山の速攻とアキンラデウォのブロード攻撃を織り交ぜ、また戸江、池谷の好レシーブも光った久光が、終始安定した試合運びで貴重な３ポイントを勝ち取った。