試合会場レポート

<要約レポート>

　V・ファイナルステージ最終戦は、優勝をかけた群馬銀行グリーンウイングスとルートインホテルズブリリアントアリーズが激突。
　第１セット、サイドアウトの応酬からルートインが高橋のブロックとスパイクで一歩抜け出したかに思えたが、群馬銀行も伊藤の強打で譲らず20‐20。群馬銀行はリリーフサーバー藤井の好レシーブから田中のスパイクが決まる。横田のブロックでルートインが先にセットポイントを握るが、群馬銀行は菊地の速攻の後、交代で入ったカルラの強打で３連続得点し、セットを奪う。
　第２セット、ルートインがわずかのリードで１点ずつの取り合いが続く。双方粘りのレシーブから一歩も譲らない激しい戦いとなるが、ルートインは村山の強打でリードを広げ、さらにリリーフサーバー岩本の好サーブから山口のスパイクなどで５連続得点する。群馬銀行も追い上げるが、最後は富澤のブロックが決まりルートインがセットを取り返す。
　第３セット序盤はルートインが効果的なブロックから村山がスパイクを決めてリードするが、群馬銀行は田中の強弱織り交ぜた攻撃で追いつく。この後、ルートインは小茂田のサーブから山口のスパイクなどで５連続得点する。群馬銀行は田中のスパイクで反撃するが、最後は村山の強打で振り切った。
　第４セット、序盤でルートイン高橋が故障で野嶋と交代するアクシデントがあったが、ルートインは交代した野嶋のサーブから６点連取しリードする。さらにセッター横田のアタッカーを自在に操るトスで得点を重ね、最後は山口のスパイクが決まりルートインが勝利。場内は激戦を称える熱い拍手に包まれた。