試合会場レポート

<要約レポート>

　リーグ戦の首位を走るアイシンティルマーレと直近の連勝で２位に浮上した近畿クラブスフィーダの対戦。首位攻防戦にふさわしく、ともに堅い守備から多彩な攻撃を繰り出し、激しい点の奪い合いとなった。
　第１セット、近畿が後藤の強打などで８‐４とリードするが、アイシンも新保と久保下の強烈なサーブで相手守備を崩しブレイクポイントを重ね16‐13と逆転に成功。互いに譲らない攻防は、デュースに入っても激しく継続したが、近畿がセットを先取した。
　第２セットも序盤からサイドアウトの応酬となったが、後半に入るとアイシンが岡森の強打を中心に徐々にリードを広げていく。岡本の強打で25点目を奪ったアイシンが、近畿を抑えてセットを奪い返した。
　第３セットも激しい主導権争いのまま、近畿のリードでセカンドテクニカルタイムアウトを迎えるが、アイシンも盛り返して同点に追いつく。近畿が３連続得点で抜け出そうとするが、すかさずアイシンも４連続得点を奪い返すなど互いに譲らず、再度のデュースに突入。死力を尽くした攻防は、アイシン斎藤の強打をレシーブした近畿・後藤が自ら打ち返して決着をつけた。
　第４セット、アイシンが首位の意地を見せ優位に試合を進めていくが、近畿も粘りを見せ20‐20の同点に追いつく。アイシンは水野の強打でセットポイントを奪うが、近畿は後藤の強打で３度目のデュースに持ち込むと、最後は３連続得点に成功し、首位アイシンから貴重な２勝目をあげ、５連勝を飾った。