試合会場レポート

<要約レポート>

　直接対決では２勝２敗、前日の試合では共に勝利した１位アイシンティルマーレと２位近畿クラブスフィーダの今季最終戦。
　第１セット、アイシンはサーブやアタックで近畿のディフェンスを崩すが、近畿はコート後方に大きくそれたボールもつなぎ、江口や後藤のブロックでリズムを掴む。アイシンは途中出場の菅原がレフトからの強打、好レシーブで会場を沸かせたが、最後は近畿のセッター小磯がツーアタックを決め、セットを先取した。
　第２セット、アイシンは岡本が得点を重ね、スタートダッシュに成功する。アイシンは岡本、岡森、斎藤で17得点をたたき出し、最大で13点差まで広げ、セットを奪い返した。
　第３セット、近畿は江口のサービスエースなど、４連続得点で先に抜け出す。アイシンはこのセットも菅原のブロックや谷の高さを生かしたクイックなどで一矢報いたが、最後は近畿の後藤が強打を決め、セットカウントを２‐１とする。
　第４セット、アイシンはローテーションの位置を入れ替えこのセットに臨み、序盤は岡森を中心に攻撃を組み立てる。どちらも強打を拾い合い、サイドアウトを繰り返す白熱した展開になるが、アイシンは21‐22から岡本のサービスエースなどで一気に勝負を決めた。
　第５セット、アイシンは岡本のアタックで先行すると、リリーフサーバーで入った滝沢が２本のサービスエースを決めるなど、近畿の猛追をかわし、チーム一丸で最終戦を勝利で飾った。