試合会場レポート

<要約レポート>

　ホームゲームで連勝し４位以上に浮上したいNECレッドロケッツと、前回の対戦同様に勝利を収めて順位を上げたい日立Astemoリヴァーレとの一戦。
　第１セット、序盤はNECが古谷のブロック、塚田のサービスエースで幸先の良いスタートを切る。対する日立Astemoは、野中を中心に好レシーブを見せ、渡邊や長内がアタックを決めて追いかける。波に乗るNECは島村、古賀のアタックが連続で決まり、会場のファンを盛り上げる。追いつきたい日立Astemoは齋藤を中心に粘り強く拾い、長内や野中がアタックを決めるが、終盤以降、７点差の大量リードを守ったNECがこのセットを取る。
　第２セット、セットを取り返したい日立Astemoは入澤がブロックを決めて波に乗るが、第１セットの勢いを保つNECは塚田が攻撃陣を操って得点を重ね、序盤から一進一退の攻防が続く。中盤、NECは古谷の緩急をつけた攻撃や上野の鋭いアタックが次々と決まり、４連続得点を上げて点差を広げる。日立Astemoは途中出場の室岡やオクム大庭が活躍するが、流れを引き寄せることが出来ず、NECがセットを連取する。
　第３セット、後がない日立Astemoはスタートから起用したオクム大庭が、連続サービスエースを決めて流れを引き寄せる。主導権を渡したくないNECは、島村、古賀が奮闘し追いかける。中盤、長いラリーを制し波に乗るNECに対し、日立Astemoも雑賀の懸命な繋ぎから上坂や長内がアタックで攻め、互いに譲らない展開が続く。終盤、藤井のサーブが功を奏し、５連続得点を上げたNECがこのセットも取り、ストレートで勝利を飾った。