試合会場レポート

<要約レポート>

　ファイナル４出場のため、負けられない試合が続く日立Astemoリヴァーレと、トヨタ車体クインシーズの対戦。
　第１セット、日立Astemoは野中のブロックとサーブで一歩抜け出したかと思われたが、すぐにトヨタ車体はダニエル、鴫原のアタック、周田のブロックで逆転する。日立Astemoはセッターを境に代え長内、上坂のアタックで徐々に点差を縮める。しかし、トヨタ車体は立石を中心にレシーブでつなぎ、吉永のアタックで逃げ切り、セットを先取する。
　第２セット、日立Astemoは前セット同様に野中、長内のアタックで抜け出すと、追いつかれそうになりながら入澤、野中のサービスエースで突き放す。その後は勢いに乗り、渡邊、上坂のブロック、小池、齋藤の好レシーブと相手に付け入る隙をみせず、セットを取り返す。
　第３セット、スタートから日立Astemoは、上坂がサーブで相手を崩し５連続得点でリードする。野中の連続サービスエースなど連続得点をあげ、最大12点差をつける。それに負けずトヨタ車体は黒須のアタックや鴫原のサービスエースなどみせるが点差は縮まらず、日立Astemoがセットを連取する。
　第４セット、日立Astemoは僅差の中から渡邊の連続アタックを皮切りに、上坂、長内がアタックを決めリードする。その後は日立Astemoは野中、トヨタ車体は立石、鴫原を中心にレシーブをあげて、長いラリーが続く。終盤、トヨタ車体は大川のアタック、ハッタヤのブロックからデュースに持ち込む。しかし、日立Astemoは上坂が連続でアタックを決めきり勝利した。