試合会場レポート

<要約レポート>

　現在４位の東レアローズが僅差で２位の堺ブレイザーズをホーム三島市に迎えての一戦。共に９勝３敗の両チームの戦いはフルセットの大激戦となった。
　第１セット、序盤、サイド攻撃で両者とも譲らない展開。東レは西本が堺バーノンのスパイクをブロックすると、それを機に全員攻撃で得点を重ね、このセットを先取した。
　第２セット、お互いリードを譲らない序盤となるが、堺は樋口のサービスエースや出來田のスパイクで中盤抜け出し16-12とする。東レはセッターを真子に代え、前衛の攻撃を厚くしようとするが、堺・出來田のブロックに阻まれる。堺はバーノンが要所で強烈なスパイクを決め、セットを奪い返した。
　第３セット、東レは富田の連続サービスエースで勢いにのる。堺も迫田やバーノンの攻撃で追随するが、東レは終盤パダル、西本がスパイクを決め、そのままこのセットを奪い返した。
　第４セット、後がない堺は、セッター山口、サイドアタッカー高野を投入し巻き返しを図る。東レは相手の攻撃を小澤や富田がディグで抑え、パダルがスパイクを決めて反撃する。中盤、堺は高野がコースを突いたスパイクで連続得点からリードを奪う。最後は堺のバーノン、樋口がスパイクを決め、セットを奪い返した。
　第５セット、両チームとも勝利への気持ちが漲る気迫の攻防戦。チームの大黒柱、堺バーノン、東レ・パダルが要所で決定打を叩き込む。ボールに食らいつく堺に対し、２度のチャレンジを成功させた東レが富田のブロックで試合の流れを引き寄せると、パダルがサービスエースで畳み掛け、このセットを奪って激闘を制した。