試合会場レポート

<要約レポート>

　前日フルセットの試合を制し４位に浮上した東レアローズと現在８位の東京グレートベアーズとの一戦。
　第１セット、東レは富田、パダル、東京GBは張、アラウージョを中心とした攻撃で混戦模様となる。東レは富田のサービスエースで勢いづき、パダルのスパイク、高橋のブロックで一歩リードし、選手交代で入ったルーキー重藤や、上條もスパイクを決めてこのセットを先取した。
　第２セット、東レは上條がサービスエースや速攻を決めてムードを盛り上げると、富田が安定したサーブレシーブとブロックで得点に貢献し、リードを奪う。一方、東京GBは終盤に選手交代した長友がスパイクとブロックを決めて連続得点し、流れを掴もうとするが、東レ重藤がブロックを決めると、最後はパダルがサービスエースでこのセットを締めくくり、連取した。
　第３セット、後がない東京GBはリベロ古賀の正確なサーブレシーブから張、アラウージョがスパイクで得点すると、対する東レもパダルの息を吹き返したかのようなスパイクで応戦し接戦が続く。東京GBは張のクロススパイクで一歩リードすると、一気に３人の選手交代で終盤戦に挑む。東レは高橋のブロックで２点差まで詰め寄るものの、東京GBがこのセットを奪い返した。
　第４セット、中盤まで接戦となり、東京GBはアラウージョの強烈なスパイクでリードすると、３人メンバーチェンジして終盤を迎える。東レは富田がコースを突いたスパイクを決めて１点差とするものの、最後は東京GBアラウージョがブロックでパダルを止めてフルセットに持ち込んだ。
　第５セット、東レはこの試合で400試合出場を達成した米山がスパイクを決めると、パダルのスパイク、高橋のブロックで畳みかけ、リードを奪う。対する東京GBも、武藤のブロック、笠利のサービスエースですぐに同点に追いつき、接戦となる。東レは途中交代で入った重藤がブロックを決めてチームを盛り上げ、食い下がる東京GBにパダルのスパイクで決着をつけ、接戦に勝利した。