試合会場レポート

<要約レポート>

　開幕から負けなし、３連勝のクボタスピアーズとホームゲームで連勝を狙うトヨタ自動車サンホークスの試合。
　第１セット、クボタ大崎の速いトスから枡富の高さのあるアタックが決まる。中盤までもつれる展開だったが、14‐15からクボタ赤松のアタックで逆転すると、さらに大崎のサービスエースでトヨタ自動車のリズムを崩して得点を重ね、このセットを先取した。
　第２セット、トヨタ自動車は吉岡の活躍でスタートダッシュをかける。対するクボタも、枡富が得点を重ね追いついていく。中盤、トヨタ自動車が19‐15と抜け出すが、ここでもクボタ枡富、井上が踏ん張り、離されずについていく。終盤までもつれたこのセットはデュースの場面で、クボタ丸一がリリーフサーバーでコートに入る。丸一がサーブで崩し、増田がブロックを決めて抜け出す最高の展開をつくると、最後は相手のミスを誘い逆転でクボタがこのセットを連取した。
　第３セット、後が無くなったトヨタ自動車は吉岡が相手ブロックを弾き飛ばす、パワフルなアタックでチームを引っ張っていく。対するクボタは、試合を通じて相手ブロッカーに的を絞らせない大崎のトスワークが光り、井上、赤松、枡富が気持ちよくスパイクを打ち込む。お互い良さを出し切りこのセットもデュースになったが、最後はクボタ赤松のアタックが決まり勝利した。