試合会場レポート

<要約レポート>

　現在３連勝し順位を上げたトヨタ車体クインシーズが３位のNECレッドロケッツをホームに迎えての対戦。
　第１セット、NECが序盤からドルーズ、アチャラポーンの力強いスパイクでリードする。中盤、トヨタ車体は流れを変えるべくメンバーチェンジで鍋谷を起用し、NECの前後に揺さぶる攻撃をしのぎ、鴨原のブロックで同点に追いつく。その後デュースにもつれ込む接戦の末トヨタ車体がファンヘッケの連続得点で序盤の５点差をひっくり返しセットを先取した。
　第２セット、終始NECがサーブで相手を崩し、山田の速攻、ドルーズの攻撃で得点を重ねる。トヨタ車体は、選手交代で流れを変えようとするも、NECは勢いそのまま、最後は塚田のブロックでセットを取り返す。
　第３セット、トヨタ車体は周田のサーブ、長野の速攻、ブロックが光り最大９点リードする。NECは塚田の相手ブロックを揺さぶるトスワークから途中出場の古谷、ドルーズ、古賀の力強いスパイクで追いつき、このセットもデュースにもつれ込む接戦となった。トヨタ車体が25対24のセットポイントから大川がスパイクを決めこのセットを取った。
　第４セット、NECは塚田や山田のサーブで相手を崩し、古賀の強弱ある攻撃で得点を重ねる。トヨタ車体は大川のサーブやスパイク、周田の速攻で同点に追いつくもNECの勢いは最後まで止まらず、終盤古谷が得点を重ね第４セットを取り切りフルセットに持ち込んだ。
　第５セット、NECがドルーズの相手ブロックを弾き飛ばすスパイク、古賀の強弱のある攻撃でトヨタ車体を引き離す。中盤、トヨタ車体は大川のスパイク、ファンヘッケのバックアタックで得点するも、最後までNECの流れのまま途中出場の柳田がインナーにスパイクを打ち切りNECが接戦を制した。