試合会場レポート

<要約レポート>

　富士通カワサキレッドスピリッツとつくばユナイテッドSunGAIAの一戦。
　第１セット、富士通は加藤や秦の連続ブロックで先行すると自分達のリズムで試合を進める。対するつくばは曽田を中心とする堅守で２点以上離されない粘りのバレーを展開する。試合が動いたのは18‐16の場面で、富士通が谷平のアタックなどで３連続得点をあげ21‐16と突き放すと、最後は谷平のアタックが決まり富士通がこのセットを先取する。
　第２セット、第１セットと同様に序盤から１点をお互いが取り合う展開となる。富士通はサーブで崩しながらも連続得点に繋げることができない中、谷平や兵頭が着実に得点を重ねる。対するつくばは、自分達のいい形がなかなか作れない中でも川村や架谷が踏ん張り得点を奪う。均衡が崩れたのは19‐18の場面で、谷平のアタックや秦のブロックなどで富士通が４連続得点をあげ23‐18と抜け出すと、最後は谷平のアタックが決まりこのセットも奪う。
　第３セット、後の無いつくばは、松田のブロックなどで４連続得点をあげ７‐３と突き放すと、その後も架谷や濱田のアタックで得点を重ね、一度もリード奪られることなくこのセットを奪う。
　第４セット、富士通は序盤から谷平の重いアタックや松本のキレのあるアタックで得点を重ねる。特に谷平は上がってくるトスをことごとく打ち込み、この試合を通じて大車輪の活躍を見せた。対するつくばは、手堅い守備から松田や濱田のアタックなどで得点を重ね自分達のリズムを取り戻そうとするも、リードされた点差を詰めることができず、最後は緒方のアタックが決まり富士通がこの試合に勝利した。