試合会場レポート

<要約レポート>

　昨日の逆転勝利を糸口に上位進出を狙う長野GaRonsと全勝対決に敗れ、連敗の許されない大同特殊鋼レッドスターの試合。
　第１セットは、長野GRがリベロ難波を中心に粘り強く拾って、繋いでリズムを作り優位に進めていく。セッター高井も２本のツーアタックを決めるなど、意外性のある攻撃でリードを広げ逃げ切った。
　第２セット、大同特殊鋼が起用した利内が活躍。強打でリズムをつくり先行する。要所で連続ブロックもあり18－12とするが、長野GRは選手交替で対抗。特に、終盤投入した鰐川がブロックとアタックで５得点を挙げ、22－22の同点と食い下がるものの、最後は寺尾の強打などで大同特殊鋼がセットを奪い返した。
　第３セットは一進一退の攻防が継続したが、利内のブロックなどで14－11と抜け出した大同特殊鋼が、大坪らのサイド攻撃と森の速攻を効果的に組合せて着実に得点を重ね、奥原の強打などで追い上げた長野GRを振り切り連取した。
　第４セットも序盤は激しい主導権争い。７－８と大同特殊鋼１点リードの場面で、長野GRがタイムアウトを取るとそこから３連続得点に成功し10-８と逆転。ここで大同特殊鋼もタイムアウトをとるが、流れが変わらない。互いにブレイクを許さないまま終盤へ。お互いの意地と意地がぶつかり合いデュースに縺れ込んだ接戦も、最後に空中戦を制した大同特殊鋼が逆転でこのセットを奪い、セットカウント３－１で勝利した。