試合会場レポート

<要約レポート>

　２位奈良ドリーマーズと３位大同特殊鋼レッドスターの今シーズン初戦。
　大同特殊鋼・山本の豪快な速攻から始まった第１セットは、境のアタック、寺尾のブロックによる連続ブレイクで大同特殊鋼が序盤からリードを広げる。大坪のサイド攻撃も加わって攻撃の手を緩めなかった大同特殊鋼がさらにリードを広げ、セットを先取した。
　続く第２セット、奈良も徐々に攻撃のリズムを掴み、序盤から一進一退の攻防が続くが、ネット際の攻防で僅かに上回った大同特殊鋼が一歩リードしたまま終盤に突入。奈良も江崎とウッズの攻撃で粘りを見せるが、大同特殊鋼の寺尾を中心とした攻撃を止めることができず、そのまま大同特殊鋼がセットを連取した。
　後の無くなった奈良は、第３セット最初のプレーから全力で攻撃を繰り出しリードすると、その後も江崎にボールを集め、片野坂の連続サービスエースと岡本のブロックで７点差をつけ終盤に突入する。大同特殊鋼は、山本の速攻や大坪の連続得点で反撃に転じると、境の効果的なサービスから寺尾、大坪がブロックを決めて大逆転し、ストレートで勝利した。
　大同特殊鋼のブロックとリベロ藤川を中心としたレシーブの組織的なディフェンスからの攻撃が随所で光った試合であった。