試合会場レポート

<要約レポート>

　前節まで11勝２敗と勢いに乗る東レ・アローズと、ここ数試合勝ち星に恵まれない日立佐和・リヴァーレとの戦いである。
　第１セット、 久しぶりに地元に帰ってきた日立佐和は、斎藤・大沼の移動攻撃、リベロ井野を中心とした堅い守りで先行する。 高さに勝る東レは大山のスパイク、向井のブロックなどで逆転しこのセットをものにした。第２セット、勢いが出て来た東レは、前後に揺さぶるサーブで日立佐和を崩し８?４とリードする。一方日立佐和は、セッター板橋を中心とした粘りのバレーで20?20と同点に追いつく。その後１点を争う好ゲームになるが、最後は大山、荒木を止めた日立佐和が２セット目を取りセットカウント１?１となる。第３セット、日立佐和のコンビネーションバレーが冴え点数を重ねる。東レはエレナを投入し反撃を試みるが日立佐和の堅い守りを崩せずこのセットも失った。第４セット、後がない東レは序盤エレナのスパイクサーブなどで８?４とリードする。日立佐和は佐田に代えて熊沢を投入し16?16の同点に追いつく。 その後一進一退の攻防が続いたが最後は日立佐和の板橋のトスが冴えわたり粘る東レを振り切った。日立佐和の気迫の勝利とも言える試合だった。