試合会場レポート

<要約レポート>

　連敗中の久光製薬スプリングスが、３?０のストレートでＪＴマーヴェラスを下し、地元佐賀で連敗を止めた。
　１セット目、久光製薬はトムのスパイクやブロックでポイントを重ねる。また、兵動、先野のベテラン勢も活躍し、連続５ポイントを上げ、１０?３とＪＴを大きくリードを広げる。追い上げを図るＪＴは、河合、位田、谷口を投入し、久保の連続ブロックポイントで意地を見せる。終盤、久光製薬は途中出場の狩野（舞）の効果的なサーブなどで１６?９から連続５ポイントを上げ、そのままＪＴを圧倒した。
　２セット目、ＪＴは先発の河合が幅広いトス回しで攻撃を演出し、宝来のクイックスパイクや、谷口、タチアーナ、位田のサイド攻撃で、久光製薬に食らいつく。一方、久光製薬は、リベロ佐野の堅守から、トム、大友のスパイクで得点を重ねる。一進一退の試合展開であったが、終盤、久光製薬は２２?２１から兵動の３連続スパイクポイントで引き離し、勝負を決めた。
　３セット目、ＪＴは序盤から谷口、位田にボールを集め、流れをつかむ。対する久光製薬は、６?８から先野のクイックスパイクによる３連続ポイントで逆転に成功し、三上のこのセット３本目のブロックポイントなどでリードを広げ、ＪＴの流れを断つ。後が無いＪＴは、１１?１９から、途中出場の坂下を中心とした攻撃と、必死のディフェンスで２２?２３まで追い上げる。しかし、最後はこの日好調の兵動がスパイクを決め、粘るＪＴを振り払った。