【DIVISION1 WOMEN】

V・ファイナルステージ ファイナル8進出をかけて、最終局面までギリギリの攻防が続いたV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。特に、ウエスタンカンファレンスの東レアローズと岡山シーガルズの2チームの争いは熾烈を極めた。

岡山は今年に入ってから7連勝を飾るなど猛追。逆転でのファイナル8入りを賭けて挑んだ2月16日のイースタンカンファレンス首位に立つNECレッドロケッツ戦ではフルセットの末勝利したが、同日、東レアローズがKUROBEアクアフェアリーズにストレートで勝利し3ポイントを死守。結果、岡山は残り1試合でポイントを上回ることができず、東レの4位以上が確定。岡山はあと一歩及ばず涙を飲んだ。

先週末の戦いを終えて、両カンファレンスの順位は以下のとおり決定した。

【WESTERN CONFERENCE】
1位:久光製薬スプリングス
2位:JTマーヴェラス
3位:トヨタ車体クインシーズ
4位:東レアローズ
5位:岡山シーガルズ

【EASTERN CONFERENCE】
1位:NECレッドロケッツ
2位:埼玉上尾メディックス
3位:デンソーエアリービーズ
4位:日立リヴァーレ
5位:KUROBEアクアフェアリーズ
6位:PFUブルーキャッツ

それぞれの上位4チーム、合計8チームは、3月2日に福岡で行われるV・ファイナルステージ ファイナル8に進出、KUROBE、PFU、岡山はV・チャレンジステージ(下位3チームで行う総当たり戦)に回り順位を決定する。

2018年11月3日に開幕したV1女子。V・レギュラーラウンドも残すところ2月23日に大阪(新日鐵住金堺体育館)で行われる2試合(埼玉上尾×デンソー、JT×PFU)のみとなった。
イースタンカンファレンスの上位勢対決となる埼玉上尾とデンソー戦。堀江美志、吉野優理というヤングエースの活躍が目覚しい埼玉上尾とベテランの石田瑞穂、優れたテクニックを持つ鍋谷友理枝、移籍加入したミドルブロッカーの野村明日香といった経験豊富なメンバーが工藤嶺ら若手をリードする形で戦ってきたデンソーとのプライドを賭けた一戦となる。前回の対戦ではストレートでデンソーが勝利している。最終戦はどちらに軍配が上がるか?注目だ。
今シーズンここまで勝利できず厳しい戦いが続いたPFU。先週の東レ戦では、秋山愛海の連続サービスエースなどで波に乗り2セットを先取したもののフルセットでの逆転負け。最終戦で初勝利を目指し、JTに挑む。

【DIVISION2 WOMEN】

V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は、前週に行われた“柏決戦”に全10チームが集まり、熱い戦いを繰り広げた。

最終週を残し、V・ファイナルステージ ファイナル6行きを確定させているのは、ヴィクトリーナ姫路、JAぎふリオレーナ、群馬銀行グリーンウイングス、プレステージ・インターナショナルアランマーレ、GSS東京サンビームズの5チーム。残る1つのイスを賭けて火花散る一戦が今週末に行われる。
日曜日に行われたGSS東京との一戦に敗れ、剣が峰に立たされているブレス浜松は、ホームゲームで首位を走る姫路を迎え撃つ。現在6位の大野石油広島オイラーズは、トヨタ自動車ヴァルキューレとの対戦となる。両チームのポイント差は2。大野石油広島の結果にもよるが、ブレス浜松は勝利がファイナル6行きの最低条件となる。この土壇場でどのような戦い見せるのか?またV・レギュラーラウンド最終戦を迎える各チームの戦いから目が離せない。