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【V１男子】今週の見どころ（1/18-19）
＜1/18-19週の見どころ＞
2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN（V1男子）は先週末でV・レギュラーラウンドの２レグが終了した。今週末は18日に３会場（一宮市、橿原市、沖縄市）で計５試合、19日に２会場（橿原市、沖縄市）で計４試合が行われる。
さて、この時期といえば、激しい戦いに身を投じるV リーガーたちと同様に、受験生たちにとっても負けられない、負けたくない戦いが目の前に迫っていることだろう。今回は、“ボールが落ちない”“ボールを落とさない”プレーが光るリベロにスポットを当てながら、今週末の見どころをお届けしよう。
まず怒涛の10連勝で２レグを戦い終えた首位のジェイテクトSTINGSはチームキャプテンの本間隆太が守護神を務める。カジースキ,マテイや浅野博亮のほか、出場機会を増やしている藤中優斗らアタッカー陣もレシーブ力に定評があり、チームの躍進を担っている。今週末は橿原市会場のジェイテクトアリーナでホームゲームを戦い、地の利を生かして３レグで好スタートを切る。
そのジェイテクトと先週12日、２レグ最終戦を戦い13戦ぶりの黒星を喫したのが２位のパナソニックパンサーズ。大ベテランのリベロ永野健は健在で、チームを後ろから支える。パナソニックは今週末、沖縄市会場でホームゲームを開催し、南風をリーグ３連覇への追い風と変える。
この上位２チームに対して１レグに続き、２レグでも白星をあげられなかったのは３位のJTサンダーズ広島。今季はエドガー,トーマスのアタックや小野寺太志のブロックなど前衛の選手たちの活躍が光るが、これまで全試合に出場しているリベロ唐川大志はまさに縁の下の力持ちといえる存在だ。
そのJT広島と１勝差に迫る４位のサントリーサンバーズは、リベロの鶴田大樹がサーブレシーブ成功率70.5％という高い数字をあげている。唯一の70％超えという成績で、これは個人ランキングでトップの数字でも。サーブがゲームコントロールに影響を与える傾向が高まる中で、それに対抗しうるパフォーマンスはチームにとって頼り甲斐は十分。
２レグを終えた時点で上位４チームと５位との差は大きく開きがある。V・ファイナルステージ進出を懸けた争いは、とりわけ中位チームにとって熾烈を極めそう。なお現在、５位の東レアローズ、６位の堺ブレイザーズはともに８勝、７位のウルフドッグス名古屋は７勝となっている。
東レのリベロ井手智はプレーはもちろんのこと、周りを鼓舞する声がけが魅力。チームのムードを一気に押し上げる。セッターへ的確にサーブレシーブを返せば、チームには決定力の高いミドルブロッカーがそろっているため、クイックへとつなぐことができる。そのため、サーブレシーブが大きな鍵を握るといえるだろう。
６位の堺は、昨年に日本代表に初選出されワールドカップバレー2019でブレイクした山本智大が守護神に君臨。東京2020オリンピックを前に台頭した山本にとって、V.LEAGUEは最大のアピールの場でも。２レグを４連勝で終えたチームをさらに押し上げる存在としても期待がかかる。
WD名古屋は今季、リベロにルーキーの小川智大とチームキャプテンの古賀幸一郎を併用。中でも小川はサーブレシーブ成功率68.3％の成績で個人ランキングも２位につけている。２レグでは６連敗を喫するなど今季は波が見られるWD名古屋だが、３レグ初戦の18日はホームゲーム。若手とベテラン、２人のリベロの活躍にも注目を。
そして下位３チームは８位のFC東京が３勝、９位の大分三好ヴァイセアドラーと10位のVC長野トライデンツが２勝で並んでおり、３レグで反撃に打って出る。
FC東京のリベロ橘裕也は気迫を全面に押し出したスタイルが持ち味で、時にはアップゾーンの前で激しいパフォーマンスを見せて、チームの雰囲気を高める。今季は特にホームゲームで勝利をあげており、橘のガッツポーズも光った。
大分三好は今季、V2男子の大同特殊鋼レッドスターから移籍加入した久保田雅人がリベロを務める。大同特殊鋼ではアタッカーだったが、守備力を買われた形だ。自身にとって初のトップリーグで、プレーを高めることでチームに勝利を呼び込みたいところ。
VC長野は山本憲吾がチーム内トップのサーブレシーブ成功率60.4％で奮闘中。３レグでの逆襲に欠かせないピースだ。
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