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【V2・V3】今週の見どころ（2/1-2）

コラム

2020.01.28

2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN（V2女子）は群馬銀行グリーンウイングスの優勝が決まり、2月下旬のV・チャレンジマッチ（入れ替え戦）での入れ替えに期待がかかる。DIVISION1 MEN（V2男子）、DIVISION3 MEN（V3男子）も順位争いが激しくなり、どのチームも総力戦が求められる。

今回は、誰よりもブロックを多く跳び、時にはエースのおとりとして速攻へ入り、ここぞという時にはセンターエリアから攻撃を仕掛け、エースのような派手さはなくても、ミドルブロッカーとしての役目をしっかりと果たす“仕事人”を紹介する。

　V２男子　2/1-2週の見どころ　

2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 MEN（V2男子）で、“仕事人”の頭角を現しているのは長野GaRonsの鰐川怜児。14試合52セットに出場し、ブロック決定本数は49得点、１セットあたり0.96本でいずれもリーグトップの成績をマークしている。さらに、鰐川が得意とするサーブでは効果率7.7％と大健闘。今季は２勝のみのチームが、次なる１勝をあげるためにも活躍に期待が集まる。

　

一方で、ヴォレアス北海道と首位争いを繰り広げている富士通カワサキレッドスピリッツの岡村義郎は今年で在籍９年目となるベテランの仕事人。ブロックでもコンスタントに得点を重ねているが、岡村は安定感バツグンの力強い攻撃でリーグ２位のアタック決定率（バックアタックを含む）59.2％を誇る。リーグも折り返し地点を迎えたが、最後までチーム最年長の意地を見せてくれるだろう

　

　V２女子　2/1-2週の見どころ

V・レギュラーラウンドも残すところ２週となった2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN（V２女子）。ミドルブロッカーの醍醐味でもあるブロックでは、ルートインホテルズブリリアントアリーズの岸村恵実が郡を抜いている。ここまで17試合69セットに出場し、岸村はブロック決定本数でリーグトップの47得点と持ち前のブロック力を遺憾なく発揮、総得点でもリーグ9位の244得点をマークしている。現在３位のルートインはV・チャレンジマッチ（入れ替え戦）進出の切符を、２位のJAぎふリオレーナと争っており、今週２月１日（土）には直接対決を迎える。岸村のブロックが炸裂するか、見ものだ。

　

一方で、現在7位と今季は苦しい戦いが続いている大野石油広島オイラーズだが、ブロック決定本数の個人ランキング上位15名にはミドルブロッカーの西田智美（９位）、北川海育（12位）、アウトサイドヒッターの山内佑里子（12位）、中田唯香（15位）の４名がランクイン。主力メンバーである西田、北川はブロックだけでなく、攻撃面でもリーグ上位に入る活躍ぶりでチームをけん引している。

　V３男子　2/1-2週の見どころ　

早くも残り３週となった2019-20 V.LEAGUE DIVISION3 MEN（V3男子）。

先週末のホームゲームでチーム初となる連勝を飾ったサフィルヴァ北海道は、笠原佑斗がブロック決定本数34得点（１セットあたり0.94本）でリーグ1位。笠原の読みのいいブロックはここぞという時にしっかりと発揮される。

　

また、力強い攻撃を見せる奥田基嗣はアタック決定率（バックアタック含む）50.0％が個人ランキング２位、さらにはサーブ効果率10.9％もチームトップと躍動。ここから１勝でも多く勝ち取るためには彼らミドルブロッカー陣の活躍がカギとなるだろう。

　