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【大林素子さん会場レポート】ハイキュー!!×V.LEAGUE SPECIAL MATCH 2020ーシュヴァイデンアドラーズ編-

コラム

2020.08.18

8月16日に開催されたハイキュー!!×V.LEAGUE SPECIAL MATCH 2020で、解説をご担当いただいた大林素子さんに、会場となったカメイアリーナ仙台での様子を事後レポいただきます!選手の事前アンケートなど配信に含みきれなかった内容も...ぜひご一読下さい!


ハイキュー!!×V.LEAGUE SPECIAL MATCH 2020会場レポート -シュヴァイデンアドラーズ編-




漫画『ハイキュー!!』とVリーグのコラボ。夢のようなイベントが実現しました。 

素晴らしい作品を産んで下さいました古舘先生、ご視聴下さいました皆さま、本当にありがとうございました。解説者として、素晴らしい機会に立ち会えた事に感謝します。村瀬さん、石川さんと番組を共にお伝え出来ました事、これまた有り難き幸せであり感動の1日となりました。

このご時世です。配信のみのリモートマッチ。
メデイアの方々もリモート取材で、私自身も密着取材もできなかったので、選手へアンケートをお願いしたり、電話取材を行いました。春高バレーで解説やリポート担当している選手が多かったので、過去を思い出し、取材メモを準備して挑みました。

もっと色々と聞いてお伝えしたかった所でしたが、解説で話しきれなかったことを書いてみようと思います!!


まず初めに、個別に質問いただきましたので、バレーボールの中継が初めましてという方に向けて、中継の話をしてみますね。

解説や、リポートは人によりやり方は様々です。「何が正解か?」はなく、番組の意向により方向性は使い分ける事があります。コメントも戦術・技術解説なのか、今の状況なのか、選手の様子や思いなのか、色々なアプローチがあります。

また、カメラの映像と生の視線の違いや、デイレクターさんとのやりとりや指示、色々と大人の事情(笑)もあり、すべて拾ってお話する事ができないのも、中継あるあるです!あとは、アナウンサーさんが何を聞きたい&言いたいかのチョイスもありつつ、しかし、生の勝負で何が起こるか?どんな展開になるか?分からない点もあり、選手だけでなくこちらもいつも勝負です(笑)何でもかんでも解説するとうるさく大変な事になりますしね。

今回の配信では『ハイキュー!!』の世界をご存知の方は、原作との答え合わせをされる様にご覧いただいた方も多かったですね。金澤アナウンサーと、編集部の東さんと模索しながらお伝えしました。お二人との掛け合いも楽しく、東さんにはもっとお聞きしたいお話がありましたが、脱線しまくりになるので、かなり、我慢しました(笑)

仙台放送の金澤アナとは、宮城県春高バレー、インターハイを始め、昨年はWorld Cupも担当され長くご一緒させていただいてるので安心して、預け...楽しくコメンタリー陣とお伝えできた事に感謝です。 

あっ、前置き長すぎですね!『ハイキュー!!』話を早くしてくれよ、って所ですね。

アドラーズは、荻野監督。

試合の途中で、ライン上のボールがインかアウトかでチャレンジが行われました。判定中に「老眼だから見えないかな?私もだけど・・」とコメントしましたが、まあ、正直ラインは老眼関係ないじゃん!!って話ですが、あるかなと。

そして、荻野監督は、2歳下ですがもう戦友であり、同志です。共に、戦って見てきた、感じてきた時代が同じなので仲良しでして・・(笑)私も最近、老眼の入り口に入り意味が分かる様になり、遊んでみました。


アドラーズは、なんと言っても 「レジェンド・トミー」富松選手(東レアローズ)。

通算ブロック決定本数日本記録保持者でもあり、今までのオールスター戦など、全て出場し盛り上げ支えてきたバレー界のレジェンドです。 その彼が、なんと音駒高校の山本猛虎選手に!!

彼自身の、好きな選手は及川選手。似てる&なりたい選手は青根選手だそうです。「それなのに山本選手?」と聞くと、インパクトあるでしょ!とニヤリ。イベントを楽しみ、盛り上げるために、あえての金髪モヒカンに。もう、最高でした。

富松選手は、『ハイキュー!!』にはバレーの面白さが込められていますと言っており、好きな台詞は「強いって自由だ」だそうです。「なんでもできる様に日々練習に取り組み、僕も自由にバレーしていきたいです」と。ムードメーカーとしてのみならずイベントを盛り上げていただき、私的MVPでした。さあ、あの髪型はこの後どうなるのでしょうか?(笑)

続いて、キャプテンの星野選手(東レアローズ)
彼は高校時代に東亜学園で、2連覇。当時私は、東亜学園のベンチリポーターをしていましたが、当時からプレースタイルは確立しでき上がっているタイプで、攻守バランス取れた、寡黙な大人の選手でした。彼の好きな台詞は「勝ってコートの上に立つのはこの俺だ!」。ちなみに入場時にやっていたサインの秘密は...東レアローズTwitterでチェックしてみて下さいね。 

サイレントキラー!小野選手(サントリーサンバーズ)

日向選手的な、ブロード攻撃を見せてくれましたね。今の男子バレーでは、ブロックシステム上なかなかブロードが使われにくいのですが、今回は沢山見せてくれました。中学までサッカーをしていて、高校からバレーボールに転向しトッププレーヤーになった選手です。

好きな台詞は「エースの前に道を作ることはできます 最強の囮になります…!」。似ている・なりたい選手が天童選手で、好きな選手が福永選手。赤髪のムードメーカーと、無口なセリフもあまりない...でも、隠れ人気者の福永選手がお好きだそうです!!

続いて、迫田選手(FC東京)

高校時代の経歴もあるものの、彼の開花した試合は福山平成大学での全日本インカレではないでしょうか?

解説をしていましたが、1人で打ちまくる...どれだけの体力なんだという感じで、ジャンプ力を活かした攻撃は大会を盛り上げてくれました。決勝戦は敗れましたが本当に、素晴らしい活躍が記憶に新しいです。

好きな選手も、似ている・なりたい選手も星海選手。なるほどですよね。『ハイキュー!!』は小さな選手が活躍するところが印象的だそうで、ご自身に重ねるというのも、選手のあるあるですね。



そして佐川選手(堺ブレイザーズ)

好きな台詞は、山口選手の「プライド以外に何が要るんだ!」だそうです。ちなみに私は、体重以外はジャンプなど山口選手と割と同じ感じです(余談)

佐川選手が好きな選手は、宮選手。スマートでうまさのイメージは、似ている気がする...短い調整時間でしたが、個性派揃いのアタッカーと合わせて、チームを勝利に導きました。ラストも楽しかったです!!

VOMを獲得した池田選手(VC長野トライデンツ)

村瀬さん、石川さんに選出いただきました。1セット終わった時から、すでにお2人から名前が出ていました!! 打ちましたね、打数的にはMSBYブラックジャッカルの松林選手との打ち合いでもありました。

池田選手は、迫田選手と同じ鹿児島商高校出身で同期。ちなみに、兒玉選手は先輩です。同じチームで戦えるのは、これまた嬉しい事ですよね。躍動感に魅せられた方も多いでしょうね。是非、注目して下さいね!

井上選手(JTサンダーズ広島)

ノヤっさんのジャンプトスをやりたい!と試合前から気合十分。アグレッシブなレシーブ含め魅せていただきました。好きな選手もノヤっさん。好き過ぎて、中学時代に髪型を真似てみたらその日に、先生に坊主にされたそうです!!

ノヤっさんの「試合中 会場が一番”ワッ”と盛り上がるのはどんなすげえスパイクよりスーパーレシーブがでた時だぜ!」と言う言葉が心に残っているとのことで、彼のプレーもまた、印象に残った事でしょう。

そして、久保田選手(大分三好ヴァイセアドラー)

南国宮崎のほほえみ王子。トークの舌足らずな話し方も、彼の可愛いポイントですね!狙って...はいないですよね!?

好きな選手は、やはりノヤっさん。でも、なりたい・似てる選手となると、澤村選手とのこと。心に残っている言葉は、及川選手の「才能は開花させるものセンスは磨くもの」。Vリーグでは、ローリングサンダーもお楽しみに(笑)




続いて、兒玉選手(パナソニックパンサーズ)

お母さんが私と同期で、全日本中学選抜で共に台湾遠征に行きました。いぶし銀な上手い選手でしたが、息子はタイプが真逆でムードメーカー!!とにかくひたむきで、元気で!高校時代、また全日本インカレでも解説を担当しましたが、4年の最後の大会では気合の坊主頭で、孤軍奮闘プレーする姿や、熱い思いと健気なプレーに涙でした。応援したくなる選手です。

好きなキャラは...はい!昨シーズンもコラボした田中選手ですよね。「ネットの"こっち側"に居る全員もれなく"味方"なんだよ!」が心に残る台詞。でも、なりたい・似ているには、日向選手と答えてくれました。

さあ、アドラーズラストは手原選手(FC東京)

すでに、石川さんらと対談したり、演劇『ハイキュー!!』のメンバーにFC東京のメンバーがバレー指導をしているご縁もあり、前々回の舞台はご観劇済み!私も同じ日に観劇しました。

ですから、気持ち的に影山選手を背負っていましたね。超早の速攻!!変人速攻もね。

終わってから、もっとやって良かったですかね?と反省...あくなき探究心はお見事です。彼自身「影山選手のキャラクターを通じて、自分も成長できました。好き放題ではなく、どうアタッカーを活かしていくかの大切さを知りました」と言っていました。


選手の皆さんも『ハイキュー!!』から影響受け勇気をもらったりと、寄り添っている作品なのだなあと、改めて素晴らしさを感じました。

また、このイベントでアニメでないバレーボール観戦が初めて!の方も多いと思います。まずは、チームのサイトやSNSもご覧いただき、推しを見つけるものよし、プレーを追うのもよし、どうかこれからのVリーグや選手の応援をお願いいたします!!


あっ、長すぎてすみません!ジャッカルは...後編となります。

ちなみに私のハイキュー!!話も後編で!

推し・スガちゃん✌️


◆2019-20V.LEAGUE 公式戦ハイライト映像は公式Youtubeチャンネルで!
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大林素子(MOTOKO OHBAYASHI)
 元バレーボール女子日本代表
 スポーツキャスター
 (一社)日本バレーボールリーグ機構理事
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