11/14-11/15見どころ／V1男子

ビッグサーバー対決に括目せよ!!

今週末の2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN（Ｖ１男子）は枚方市、箕面市、松江市、墨田区の４会場で両日、各５試合、計10試合が実施される。

先週末の時点で首位に立つのはサントリーサンバーズ。それまで無敗だったパナソニックパンサーズに２連勝を収め、５連勝と勢いに乗る。エース柳田将洋は好調をキープしており、代名詞のサーブも切れ味抜群。箕面市会場で行われる今週末のジェイテクト戦で注目を集めるのは、西田有志との“ビッグサーバー対決”だろう。負傷欠場していた西田だが、先週８日（日）の大分三好ヴァイセアドラー戦で復帰。２本のサービスエースを含む、チーム最多27得点をあげて逆転勝利に貢献した。サーブレシーブ成功率のチームランキングでは10チーム中、サントリーが９位（52.6％）でジェイテクトが３位（59.1％）となっており、サントリーは西田のサーブへの対応が鍵をにぎるか。

  

　チームランキングでサーブ効果率トップ（8.5％）に立つのはパナソニック。同項目では清水邦広が個人ランキング３位（13.0％）につけており、８日のサントリー戦では４本のサービスエースをマークした。クビアク,ミハウも個人ランキング４位（11.8％）であり、経験豊富な２人が個人技でチームに流れを呼び込む。今週末はホームで堺ブレイザーズとの“関西ダービー”。連敗を止めて、仕切りなおしといきたいところだ。

威力抜群。WD名古屋クレクのサーブ

　現在、６連勝と波に乗るウルフドッグス名古屋はいよいよクレク,バルトシュがパワー全開だ。合流してまもない開幕戦で５連続サービスエースをたたき出すなど、すでに圧倒的なパフォーマンスの片鱗をうかがわせていたが、チームにも馴染み、総得点（213点）、サーブ効果率（19.0％）は２位以下を大きく引き離した成績となっている。今週末は墨田区会場でFC東京との２連戦。FC東京はサーブレシーブ成功率の個人ランキングで２位（65.4％）の古賀太一郎と、アウトサイドヒッターの迫田郭志が主に、クレクの強烈サーブを受けるかたちになる。クレクの出身国であるポーランドのリーグで研鑽を積んだ古賀の真価が問われるゲームになるかもしれない。

  

　その墨田区会場で行われるもう一つのカードが、東レアローズ対大分三好。開幕から連敗が５つ続いた東レだったが、今月１日（日）の初白星から３連勝と上り調子。サーブ効果率はチームランキングで２位（7.0％）であり、今季もサーブは武器の一つだ。対する大分三好はサーブ効果率で同ランキング最下位（3.8％）。山田滉太が同項目の個人ランキングで10位に（9.1％）につけているものの、やはり物足りないところ。とはいえ、ジェイテクトとフルセットの戦いを演じるなど、今季初白星も届きそうなところにあるか。

　最後に、松江市会場ではJTサンダーズ広島がVC長野トライデンツを迎えてのホームゲーム２連戦に臨む。ミドルブロッカーの小野寺太志はブロックだけでなく、サーブ効果率の個人ランキングも現在２位（14.0％）。チームは３連敗中だが、小野寺のサーブで相手を崩し勝利を呼び込みたい。VC長野はいまだ未勝利と苦しい戦いが続くが、新外国籍選手のヌルムルキ,リヴァンも徐々にフィットし、スパイク、サーブと力強いプレーで貢献を見せている。

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