2020-21 展望／V1男子

※大会日程、会場は変更になる可能性があります。

　2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN（V１男子）のV・レギュラーラウンドは、最終週を残すのみ。先週末までの日程を終え、４月３日（土）、４日（日）のV・ファイナルステージ進出チームが決定した。３日のファイナル３は、パナソニックパンサーズ（現在２位）と、ウルフドッグス名古屋（同３位）が対戦。その勝者が、４日のファイナルでサントリーサンバーズ（１位）と激突し、シーズン王者が決定する。

　今週末の３月27日（土）、28日（日）は、４会場で10試合が行われ、V・レギュラーラウンドの最終順位と、技術統計部門の個人賞が確定する。

現在９位のVC長野トライデンツ（４勝30敗）は、ホームの松本市会場でJTサンダーズ広島（15勝19敗・７位）と連戦。同10位の大分三好ヴァイセアドラー（３勝31敗）は、堺市会場で東レアローズ（15勝16敗・６位）との連戦に臨む。

　Ｖ・レギュラーラウンド10位のチームには、ヴォレアス北海道（V2男子２位）とのV・チャレンジマッチ（入れ替え戦）が待ち受ける。９位までを死守するため、VC長野と大分三好にとっては、総力戦で白星を奪い取る戦いになる。


  

最後まで熾烈なブロック賞争い

　技術統計部門の個人賞は、アタック決定率（バックアタック含む）によるスパイク賞、総得点で争う得点王、サーブレシーブ成功率で決まるサーブレシーブ賞部門は、残り２試合で首位が変動する可能性は低い。

　一方、個人賞争いで興味深いのは、ブロック決定本数（１セットあたり）で決まるブロック賞。ジェイテクトSTINGSの福山汰一が0.64本で首位、西田有志が0.60本で３位につけており、昨季１位だったJT広島の小野寺太志（0.61本・２位）を含め、最終的にどんな決着を迎えるのか見逃せない。ジェイテクトは徳島市会場でサントリーと、JT広島はVC長野と２試合を戦う。


  

　サーブ効果率のトップ争いは、首位のムセルスキー,ドミトリー（16.2%）と、２位の西田有志（15.3%）の間に差はあるが、逆転の可能性は残されている。個人技術成績も楽しみつつ、V・レギュラーラウンド最後の週末を存分に堪能したい。


  

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