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【レポート】パナソニックの1位通過が決定~V・ファイナルステージ男子ファイナル6大阪大会(2018/2/24)~

試合

2018.02.24

2017/18V・プレミアリーグ男子 V・ファイナルステージ ファイナル6の3週目は2月24日(土)、大阪市中央体育館にて大阪大会の1日目が開催されました。

第1試合は現在2位の豊田合成トレフェルサが1位のパナソニックパンサーズにストレートで勝利して、ファイナル3への進出が確定しました。第2試合は4位の東レアローズが3位のJTサンダーズをストレートで下して3位に浮上。第3試合は、ジェイテクトSTINGSがサントリーサンバーズをストレートで下して、ファイナル6で初勝利を飾りました。

この試合の結果、パナソニックのファイナル6 1位通過及びファイナルへの進出決定、豊田合成の2位及びファイナル3進出が決定しました。

<第1試合>  パナソニックパンサーズ 0(24-26・19-25・27-29)3 豊田合成トレフェルサ

勝利して自力でファイナル3進出を決めたい豊田合成が、立ち上がりから気迫を出して攻勢をかけます。イゴール,オムルチェンや高松卓矢のアタックなどで4-10とリードすると、パナソニックもタイムアウトを挟んで間を取ります。パナソニックはサイドの福澤達哉やミハウ,クビアクに、白澤健児のクイックなども織り交ぜて徐々に追い上げると、19-18で逆転。そこから一進一退でデュースにもつれますが、イゴールが軟打でブロックをかいくぐり、最後は近裕崇がノータッチエースを突き刺し、24-26で豊田合成が第1セットを先取しました。



第2セットは勢いそのままに豊田合成が4-8と先行すると、イゴールや高松を中心に波に乗ります。パナソニックはなかなかリズムをつかめず、このセットは19-25で豊田合成が連取しました。

第3セットも豊田合成が走ります。豊田合成はサーブで攻め、エースやブロックポイントでも得点を積み重ねます。サーブレシーブでは古賀幸一郎を中心に、レシーバーに川口太一も起用するなど、安定したパスを供給し、サイドやミドルにトスを分散させてリズムの乗ります。パナソニックもクビアクや福澤ら経験豊富な選手が奮起して追い上げると、このセットもデュースへ。パナソニックはクビアク、豊田合成はイゴールが豪快に打ち合います。最後は長いラリーをレフトから高松が豪快に決めて、27-29で豊田合成が取りました。

両チームのファイナル6最終戦は、豊田合成がストレートでパナソニックに勝利し、翌週に熊本で開催されるファイナル3への進出が決まりました。一方のパナソニックはファイナル(優勝決定戦)への出場が確定するファイナル6の1位をこの時点では決めることができず、他チームの結果次第となりました。



VOMには豊田合成トレフェルサの傳田亮太選手が選出されました。



選手コメント
■豊田合成トレフェルサ
トミー,ティリカイネン監督
「これまでのファイナル6の4戦ともタフでしたが、今日もタフなゲームになりました。ファイナル6の前に話したかもしれませんが、混戦になり、それを勝ち抜く要素として自ら挙げたのがサーブでした。それを踏まえて、今日は良いバレーボールを見せられて、嬉しく思います。試合を通して良いプレーができました。次のステージに進めて嬉しいです」

傳田亮太 選手
「まずは、これでファイナル3が確定したので、安心しました。チームの状態は前回より良くなっていますし、良い雰囲気で来ているので、このままの調子で行きたいと思います」

高松卓矢 選手
「パナソニックとは4戦して2勝2敗のイーブンですが、僕たちは勝てばファイナル3が決まる非常に重要な試合でした。でも僕の考え方としては、今日でも決勝戦でも1レグの対戦であっても、1試合ということには変わりがないので、いつも通りの考え方やコンディションでバレーボールをするということがしっかり出来たと思います」

イゴール,オムルチェン 選手
「豊田合成に入って4年目ですが、そのうち3シーズンでファイナルに進めています。今日勝てたことでその可能性が高くなったことを嬉しく思います。パナソニックは清水選手が怪我をして、これまでと違ったチームでしたが、我々は自分たちのサーブとブロックに集中してやったことが奏功したと思います」



■パナソニックパンサーズ
川村慎二 監督
「うちのミスが少し多く出てしまいました。とは言え、良い部分も出ていたので、そこをもう少し継続してできれば、1セット目や3セット目は取りきれたと思うので、そういったことが出来れば次の試合につながっていくと思います」

福澤達哉 選手
「結果は3-0でやられてしまい、思うところはたくさんありますが、これからも試合は続きます。引きずらないで、次の試合に最高の準備をするだけです。良い面も見られたので、いかにそれを勝ちに結びつけるかということだと思います」

久原翼 選手
「1セットも取れずに負けてしまい悔しいです。良いところもたくさんあったと思うので、それが今日は豊田合成のが良かったということだと思います。次の試合に向けて準備していきたいです。自分は清水(邦広)さんのポジションに入っていますが、同じことは出来ない。でも自分の出来ることをやっていけば、チームの力になれると思うので切り替えてやっていきたい」




<第2試合>  東レアローズ 3(25-23・26-24・25-23)0 JTサンダーズ

ファイナル3進出に向けて後のない東レが先行して試合を進めます。東レはギャビン,シュミットや鈴木悠二のサーブでエースを奪い、リードを保ちます。JTもエドガー,トーマスの力強いスパイクなどで22-22と追いつきますが、そこから東レは伏見大和のクイック、ギャビンの連続アタックで25-23。第1セットは東レが先取しました。

第2セット、競り合って進みますが、中盤から東レがじりじりと引き離しにいきます。東レは渡辺俊介や米山裕太を中心にレシーブで粘り、セッター藤井直伸が大事な場面ではギャビンに集めつつも、李博や伏見のセンター線も生かして、リードを譲りません。JTも山本将平の連続ポイントなどで粘ってデュースへ持ち込みますが、一歩届かず。最後はギャビンが高い打点からスパイクを打ち込み、26-24で東レが2セットを連取しました。

第3セットも東レが常に先手を打ちます。東レはギャビンを中心に、このセットの頭から出場した富松崇彰のクイックも加えてトスを分散します。試合を通してサーブレシーブが安定していた東レはペースを乱しません。JTもエドガーを中心に終盤まで粘りますが、東レはギャビンが決めて25-23で振り切り、セットカウント3-0で勝利を飾りました。東レはJTと同じ10ポイントに並んで、V・レギュラーラウンドの順位により3位につけました。



VOMには東レアローズの藤井直伸選手が選出されました。



選手コメント
■東レアローズ
小林敦 監督
「ご存知の通り1ポイントも落とせない、追い込まれた状況下のゲームでしたが、選手が強い気持ち、気迫を持って臨んでくれたおかげで、ストレートで勝ちきれたと思います。ポイントを失わずに3ポイントを取れたことは明日につながる大きな一勝だったと思います」

米山裕太 選手
「負けたら終わりという試合でしたが、そういう試合は経験しています。今日はJTに比べて経験の差が出たのかなと思います。序盤の、相手が調子の出ていないときに、鈴木やギャビンのサーブで崩すことができて、自分たちのリズムで戦えたと思います」

鈴木悠二 選手
「エドガー選手にやられるのはある程度仕方ないと思っていて、少しやられすぎましたが、他の選手は抑えられていたと思います。こちらがやりたかった、サーブで崩すという展開に持ち込めて良かったです」



■JTサンダーズ
ヴェセリン,ヴコヴィッチ監督
「すごく残念な結果になりましたが、数字を見ればそこまでお互いの差はなかったと思います。ただ、試合の大事な部分で決めきれませんでした。試合の立ち上がりにサービスエースを決められるなどレセプションでリズムをつかめなかったことが響いてしまいました」

深津旭弘 選手
「相手にやられたというより、サーブレシーブなどで強気になれなかったことが敗因と思います。重要な試合だとは分かっていましたので、勢いを持って試合に入れたら良かったです。自力での(ファイナル3)出場は出来なくなってしまいましたが、自分たちのツキになるように頑張りたいです」

山本将平 選手
「先週までと比べてサーブレシーブの返球率も大分落ちてしまったと思います。チーム全体が浮足立っていたところがあったかなと感じています」



<第3試合>  サントリーサンバーズ 2(23-25・23-25・22-25)3 ジェイテクトSTINGS

第1セットはシーソーゲームで進みます。サントリーは藤中謙也やエスコバル,ヤドリアン、ジェイテクトはカジースキ,マテイや浅野博亮らが引っ張ります。23-23まで競りますが、終盤でサントリーにミスが続き、23-25でジェイテクトが第1セットを取りました。

第2セットはジェイテクトが先行します。西田有志の連続得点などで得点を積み重ねて19-21とジェイテクトが終盤までリードを守ります。サントリーも栗山雅史のブロックポイントなどで24-23まで粘りますが、一歩届かず。サントリーが第2セットも25-23で連取しました。

第3セットはサントリーが盛り返します。エスコバルの調子も上がり、力強いスパイクを連続で打ち込むと、21-18までリードします。ジェイテクトはここから巻き返します。カジースキがアタックに、連続ブロックポイントにと躍動すると、西田や浅野も続きます。23-22で逆転すると、最後は久保山尚のブロックポイントで25-22と一気に試合を決めました。ジェイテクトはストレートでサントリーに勝利を収めて、ファイナル6で初勝利を飾りました。



VOMにはジェイテクトSTINGSの西田有志選手が選出されました。



選手コメント
■ジェイテクトSTINGS
アーマツ,マサジェディ 監督
「勝てて本当に良かったです。残り2試合は勝って終わりたかったので、そのために準備してきました。システムも相手の分析も、選手たちもよく頑張りました、今日の勝ちはチームの勝ちだと思います。3-0で勝ったことで、5位の可能性が高くなったので、嬉しいです」

西田有志 選手
「今日の勝ちはチームとしていい勝ちになったと思いますし、自分にとっては苦しい場面が多く我慢するところばかりでしたが、最後は自分で決めきれたの、それは成長出来たのかなと思います」



■サントリーサンバーズ
荻野正二 監督
「大阪開催だったので勝ちたいという気持ちを前面に出してやりました。自分たちの簡単なミスから相手にリズムを渡してしまいました。今年のリーグを通してずっと課題だと思っていましたが、決定力不足の差だったと思います」

栗山雅史 選手
「明日の試合に勝つために、最後まで強い気持ちを持ってやりたいです。見に来てくれるファンや関係者も多くいるので、サンバーズらしく、無理やりでも笑顔を作って、雰囲気を良くやっていきたいと思います」