＜V1女子11/16-17週の見どころ＞

　2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN（V1女子）、今週１１月１６日（土）は４会場（姫路市、日立市、黒部市、豊田市）で計６試合、１７日（日）は２会場（日立市、豊田市）で計４試合が実施される。早くも２レグ最終週を迎え、交流戦を前にどのチームも弾みをつけたいところだろう。


　スターカンファレンス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　　　　　　　　　　・

　先週末で、スターカンファレンスで無敗チームが０となった。トヨタ車体クインシーズは１０日にJTマーヴェラスに敗れ、今季初黒星。トヨタ車体はオズソイ,ネリマンがチーム最多２７得点と気を吐いたが、攻撃枚数の多さの前に屈した。

　勝利したJTはワールドカップバレー2019でベストオポジットに輝いた新外国籍選手のドルーズ,アンドレアが２６得点をあげたほか、田中瑞稀が１５得点、林琴奈が１３得点と続いた。若手セッターの籾井あきがこれらのアタッカーを巧みに操り、２位につけている。

　
　そのJTと負け数が２で並ぶ東レアローズは現在４連勝中。先週９日は松山市会場にて、男子チームと共同にてホームゲームを開催し、“アベック勝利”を達成。
その試合ではクラン,ヤナと石川真佑のポイントゲッターに続き、ミドルブロッカーの小川愛里奈も攻撃でアクセントとなり勝利に貢献した。
今週末は埼玉上尾メディックス、そしてトヨタ車体との対戦が控える。２レグ最終戦のトヨタ車体戦はレギュラーラウンド後半戦を占う大一番となることだろう。

スターカンファレンスではKUROBEアクアフェアリーズとPFUブルーキャッツが１勝どうしで並んでいるが、KUROBEは９日のトヨタ車体戦で２セットを獲得するなど、徐々に力をつけている印象。
その試合では新外国籍選手のリー,シモーンがチーム最多２４得点、今季から加入の間橋香織が１５得点と、新戦力が高い貢献度を示した。彼女たちがさらにフィットしていけば、次の１勝もやがて手にすることができるだろう。

　プレミアカンファレンス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　　　　　　　　　　・


　プレミアカンファレンスはデンソーエアリービーズが開幕６連勝と首位をひた走る。
先週１０日は日本代表選手をそろえる久光製薬スプリングスとのゲームを３−１で勝利し、盤石の強さを見せている。
その試合ではシニアード,ジャックと鍋谷友理枝のポイントゲッターが得点を重ねた一方、久光製薬から今季移籍加入したミドルブロッカーの森谷史佳がチーム最多５本のブロックポイントで古巣の攻撃をはね返した。攻守で豊富な戦力をそろえるデンソーは日立リヴァーレ、NECレッドロケッツとの対戦を控える今週末で、２レグ全勝通過を果たせるか。

　
デンソーに敗れた久光製薬だが、前日の岡山シーガルズ戦でフルセットの激闘を制し、連敗を３でストップ。
岡山戦では新鍋理沙がチーム最多２１得点をマーク、また第３セット途中から出場したアウトサイドヒッターの井上愛里沙も攻撃面でチームをリードした。昨年度女王の巻き返しはまだまだここからだ。

　久光製薬を今週１６日に、姫路市会場で迎え撃つのはヴィクトリーナ姫路。１、２レグ通じて勝ち星は１つだが、交流戦に向けて、ホームゲームで勝利し、弾みをつけたいところだろう。

　
プレミアカンファレンスは２位のNECが５連勝と絶好調。中でもベテランの上野香織と若手の山田二千華の両ミドルブロッカーが、安定感と勢いを発揮し勝利を呼び込んでいる。
今週末１６日の岡山戦、翌日１７日の首位デンソー戦でその力をぶつける。

＜CHECK＞

◆週末の試合をDAZNまたはV.TVで観戦！

◆リアルタイムに成績を確認！ライブスコアについてはこちらから