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【レポート】JTマーヴェラスがフルセットの激闘を制し頂点に輝く!~V・ファイナルステージ ファイナル

公式

2020.01.26

2019-20V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ ファイナルが、1月26日(日)、国立代々木競技場 第一体育館にて開催されました。

女子ファイナルは、JTマーヴェラスが岡山シーガルズに勝利し、9シーズンぶり2度目の優勝となりました。

 

<要約レポート>

V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN ファイナル


決勝戦 岡山シーガルズ (22-25,26-24,25-23,14-25,7-15)JTマーヴェラス

令和最初の優勝決定戦。JTマーヴェラスと岡山シーガルズの対戦。
 第1セット、JTは岡山の攻撃をドルーズと芥川のブロックで阻む。対する岡山も、渡邊と及川がブロックを打ち抜くアタックを決めて追撃する。中盤、JTは小幡の好レシーブを林が決めてリードする。終盤、選手を大幅に交代し攻める岡山だが追いつくことができず、最後はヒックマンがアタックを決め、JTがこのセットを先取する。
 第2セット、岡山は佐々木の好レシーブから金田と川島が猛攻を見せる。しかし、JTは林がブロックにアタックにと躍動し、一進一退の攻防となる。中盤、粘り強く立ち向かう岡山を前に、JTはリズムを崩されリードを許す。終盤、JTは橘井、岡山は高野、吉岡と途中交代の選手が活躍し、再び接戦となる。最後は渡邊がアタックを決め、岡山がこのセットを取り返す。
 第3セット、両チームのセッター、岡山は宮下(遥)、JTは籾井がアタッカー陣を巧みに操り、熱戦を繰り広げて会場を沸かせる。中盤、岡山は佐々木、渡邊がアタックを決め3連続得点してリードする。JTはドルーズや林にボールを集めて追撃する。終盤、両チーム一歩も譲らぬ中、最後は佐々木がアタックを決めて岡山がセットを連取する。
 第4セット、岡山は粘りのラリーを支えるリベロの楢崎、丸山の好レシーブがチームの得点に繋がる。一方のJTは相手の隙をつく攻撃で得点する。中盤、籾井のサービスエースを含む5連続得点でリードしたJTがこのセットを取り返し、勝負のフルセットに持ち込んだ。
 第5セット、序盤からJTがドルーズを中心に猛攻を仕掛ける。居村のサービスエースやアタックで粘る岡山を、最後は柴田が2連続サービスエースを決めて突き放し、JTが令和最初の女王となった。

 

 

<最高殊勲選手賞>

ドルーズ,アンドレア選手(JTマーヴェラス)


 
■JTマーヴェラス

 

 

吉原 知子 監督
「日本一が決定するこの試合は、厳しい展開になることが予想できました。サイドアウトのよい岡山ですが、さらにブロックとディグの精度が高くなっており、私たちのバレーボールをすることが難しかったです。
 JTマーヴェラスは全員バレーとハードワークをこのシーズンを通してやってきました。頂点を目指して結意というスローガンを掲げて苦しい日々をチーム全員で向き合ってきた結果が、目に見える形となりました。
 多くの方々に支えられてここまで来ました。本当に感謝しております。ありがとうございました。今後ともJTマーヴェラスをご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。」

 

キャプテン 小幡 真子 選手
「優勝することができてほっとしていると同時に、嬉しい気持ちでいっぱいです。去年のFINAL3での悔しい負け方を心の片隅において、覚悟を持って1年間過ごしてきました。

リベロ賞はみんなのお陰で獲得できたものだと思います。また、吉原監督に初めての監督賞をあげることができて嬉しいです。」

 

芥川 愛加 選手
「優勝という結果は、今シーズン、チームみんなが同じ目的をもって、つらい時も苦しい時も一緒に最後まであきらめず戦い続けてきてくれたこその結果なので、本当に嬉しいです。」

 

林 琴奈 選手
「優勝できて嬉しいですが、苦しい場面がすごく多かった試合でした。

そんな時はユニフォームを着ていない選手の気持ちを思い出して立て直しました。

コート入っている人だけではなく全員でとった日本一です。」

籾井 あき 選手
JTの一員として優勝できて嬉しいです。

この試合は本当に苦しい場面が多かったのですが、勝つという気持ちを強く持って戦ったことで打開できたと感じています。」


■岡山シーガルズ



河本 昭義 監督
「第1セットを取られたところから修正をし、第2、第3セットと連取、第4セットもいい流れで入れましたが、少しのスキがチームの乱れにつながってしまいました。第5セットはドルーズ選手の高さとパワーを炸裂させてしまいました。4セットで逃げきる形に持っていけなかったことに悔いが残ります。
 
今シーズン、大変たくさんのファンの皆様の熱いご声援に後押しされ、このファイナルの舞台まで来れたこと、本当に感謝しています。この思いを胸に今後もシーガルズバレーの完成に向け頑張っていきます。ありがとうございました。」

 

川島 亜依美 キャプテン
「チーム全員が強い思いを持って臨んだ試合。

出だし硬くなってしまったが、その中でもシーガルズの粘り強さがでた試合です。あと一歩を詰めてまた頑張りたいと思います。」

 
宮下 遥 選手
「一本を取りきる強さが足らないと実感した試合でした。」

金田 修佳 選手
「もう一点ここで決めたい大事なところでJTが上回っていました。詰めの甘さをひとりひとりが自覚して、次に繋げていきたいです。」

渡邊 真恵 選手
「ここ一点で取り切れないところが反省点です。今日の試合はチーム全員で出し切れたと思います。」