一般社団法人日本バレーボールリーグ機構（以下、Vリーグ機構）では、2021-22シーズンのリーグ開幕に向けて、男女各DIVISIONの選手たちが講演やディスカッションを通じて研修を行う「2021 V.LEAGUE プレーヤーズミーティング・若手研修会」を、開催いたしました。
2021年プレーヤーズミーティング・若手研修会は新型コロナウイルス感染症対策のため、各分野の専門家・有識者をお招きし、eラーニング形式で研修を行いました。
また、9月2日(木)にVリーグ機構代表理事会長の國分裕之と選手がオンラインでディスカッションを行い、選手が普段から考えている意見や、疑問などをもとに意見交換を行いました。

若手研修会は将来有望な若い選手へのスキル・マナー研修を中心としたプログラムとなりました。
また、プレーヤーズミーティングは各チームのキャプテン及び中心選手が、研修を受講したほかオンライン上で一堂に会し、Vリーグ機構代表理事の國分会長と大林素子理事、山本隆弘理事、と今後のリーグの在り方や、Vリーグをどう盛り上げていくかといった内容のディスカッションを行いました。


　


【プレーヤーズミーティング】

プレーヤーズミーティングでは、eラーニング形式でVリーグ機構から昨シーズンの新型コロナウイルス感染症の影響による入場者数、チケットの売り上げの変化、Vリーグを支えるファン層などを解説し、リーグの現状の理解を深めました。
また、選手の引退後も見据えたキャリアプランニングや、スポーツインテグリティ、チーム力を高めるペップトーク、SNSの講習を受講しました。

■キャリアプランニング：アスリートキャリアパートナー ー 御厨 貴文氏
■スポーツインテグリティ：表参道総合法律事務所 ー 恒石 直和氏
■ペップトーク：一般社団法人日本ペップトーク普及協会 ー 岩崎 由純氏
■SNS講習：株式会社スポーツマーケティングラボラトリー ー 平 亜希子氏



【プレーヤーズミーティング・ディスカッション】

9月2日(木)には國分裕之会長と大林素子理事、山本隆弘理事、各チームのキャプテン及び中心選手がオンライン上で一同に会し、Vリーグが目指す方向性や、選手からリーグへの要望など、様々な意見の交換が行われました。

　

バレーボール、Vリーグの普及に関してのディスカッション内で選手から出た意見を一部掲載
V1女子：埼玉上尾・山岸あかね選手（写真右）「ジュニアへの普及だけでなく、バレーボールをやったことのない子供達に知ってもらうためにも、地域の学校への訪問や、やったことのない親子たちに体験してもらう場が必要であり、もっと提供していきたいと思う。」
V2男子：富士通・栁田百織選手「Vリーグを知ってもらうという意味でも、引退後の選手が活躍できる場をVリーグ主体で周知する場があればよいと思う。場を用意することで、現役選手のみならず、引退した選手からも周知の協力を得ることができるのではないかと思う。」

Vリーグの普及や認知に共に励んでいきたいという声が多く上がった今回のディスカッションの中で、國分会長からは以下のコメントが選手たちに伝えられました。
「Vリーグの認知のためには、メディアやファンの方とリーグとしてもっとコミュニケーションをとっていく必要がある。そのために、今回のように現場で活躍している選手からの声を引き上げていくことも重要になってくる。また、ファンファーストを掲げている中で、企業でも従業員満足がなければ顧客満足は生まれない、といった考えがあるように、リーグの選手が楽しんで没頭していることが大前提となり、その土台の上にファンファーストが成り立つと考えている。リーグとして、リーグの選手が充実した活動をするという大前提を忘れずにリーグ運営を行っていきたい。」


【若手研修会】

若手研修会では、Vリーグチーム入社3年目までの若手選手を対象に、eラーニング形式で、キャリアプランニング、メディアトレーニング、スポーツインテグリティ、選手とソーシャルメディアによる危機回避の講習を受けました。

■キャリアプランニング：アスリートキャリアパートナー ー 御厨 貴文氏
■メディアトレーニング：IMAGE WORKS & Co. ー 片上 千恵氏
■スポーツインテグリティ：表参道総合法律事務所 ー 恒石 直和氏
■選手とソーシャルメディア：株式会社トレンシス ー 上田 大介氏