一般社団法人日本バレーボールリーグ機構（Vリーグ機構）は、一昨日（10/19）に開催した理事会において、新型コロナウイルス対策に関する規程の一部の改訂について承認を受けました。改訂された主なポイントは、「中止試合の再試合設定」と「中止試合の再試合が開催できない場合の勝敗の取扱い」となります。
　中止試合の再試合設定については「原則として、当該中止試合より３週間以内に再試合の開催を決定する」こととし、開催期限は「原則として大会開催要項に定める大会開催期間内」で「45日以内が望ましい」と定めました。
　また、「中止試合の再試合が開催できない場合の勝敗の取扱い」では、昨シーズンは陽性者発生により中止・延期の申し入れを行ったチームが0-3（0-25、0-25、0-25）で敗戦となる「みなし開催」としていましたが、今シーズンは陽性者発生に伴う中止の場合は、勝敗をつけない「消滅試合」として取り扱うこととしました。昨シーズンを振り返り、全チームと協議の上コンセンサスを図り、前述の通りの取り扱いとして、今回理事会にて承認を得たものです。
　昨シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの試合が中止となり、再試合やみなし開催で勝敗を決めるケースがありました。今シーズンは中止試合を避けて、全試合行う所存ですが、万が一、中止試合や各チームの消化試合にばらつきが生じた際には、下記の取り決めの通りに勝敗と順位を決定していくこととなります。ご理解の程、何とぞ、よろしくお願い致します。

【中止試合の勝敗と順位のつけ方について】
*下記の番号は、上記のチャート内の番号の箇所を説明しています。

新型コロナウイルス対策に関する規程によって下記の通り定められている。

1. 当初予定されていた試合が中止となる。
2. 中止となった試合の再試合を設定する。
    2-1. 再試合が開催された場合
　　　　2-1-1. 再試合の結果がそのまま勝敗となる。
    2-2. 再試合が開催できない場合
           2-2-1.  陽性者の発生によらないチーム事由で中止となった場合、中止試合または再試合の中止を申し出たチームが0-3(0-25、0-25、0-25)で敗戦したものとみなす（見なし開催）。
           2-2-2. 陽性者発生に伴う中止の場合、双方のチームがチーム事由による中止の申し入れを行った場合、リーグ判断による中止の場合、勝敗をつけない（勝敗未決）。

緊急時対策規程により、下記の通り定めらている。

3. 順位の確定は、各チームの消化試合の数を勘案して決定する。
    3-1. 再試合またはみなし開催の結果を加算して、順位を確定させる。
    3-2. 勝敗未決によって、各チームの消化試合数にばらつきが生じた場合には、勝率で順位を確定させる。

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