「2017アジアクラブ男子選手権大会」(以下、男子アジアクラブ2017)が6月28日(水)、ベトナムで開幕しました。

日本から出場している2015/16Ｖ・プレミアリーグ男子王者の豊田合成トレフェルサは予選グループDに入り、初戦でタイのエアフォースVCと対戦し、セットカウント3-0で勝利を収めました。



＜第１戦目＞6月28日(水)　予選グループD
豊田合成トレフェルサ 3（25-17･27-25･25-20）0 エアフォースVC(タイ)

2017アジアクラブ男子選手権・日本代表の豊田合成トレフェルサは大会オープニングマッチで、タイ代表のエアフォースＶＣと対戦しました。

第1セット、豊田合成は序盤から山田脩造にボールを集め、終始リードしたまま試合を進めます。エアフォースＶＣもタイナショナルチームで活躍するオポジットのラクサカウ，ジレイユを中心に反撃しますが、ミスも重なり追いつくことができません。中盤には山田のサーブから5連続得点を奪いリードを広げると、最後は新井洋介のスパイクが決まり、豊田合成が第１セットを先取します。

第2セットは豊田合成がイゴール，オムルチェンのスパイクや傳田亮太のブロックで序盤からリードしますが、エアフォースＶＣはジレイユ，ラクサカウの連続サービスエースなどで6-6と追いつかれます。その後、一進一退の攻防となりますが、11-10から豊田合成は山田の連続サービスエースなどで14-10まで点差を広げます。エアフォースＶＣもサイドからの攻撃を有効に仕掛け、また、豊田合成のミスも重なり４連続失点を許し追いつかれると、終盤で18-19と一時は逆転を許します。その後、豊田合成はイゴール、エアフォースＶＣはカンタパット，コーンミーを中心に得点を重ね、デュースに持ち込むと、最後はエアフォースＶＣのスパイクミスで、27-25と豊田合成が第２セットも連取しました。

第３セット、豊田合成は近裕崇のセンター攻撃や山田のスパイクが決まり、序盤からリードを広げると、中盤も効果的なサーブから相手のミスを誘い得点を重ね、古賀幸一郎を中心に安定した守備でリードを保ったまま試合を進めます。エアフォースＶＣはエースのジレイユを中心に奮闘するも中盤から終盤にかけては疲れも見え始め、豊田合成は最後まで追いつかせずに25ｰ20で取りました。豊田合成はストレートで大事な初戦を勝利で飾りました。



コメント
トミー,ティリカイネン 監督
「どの大会も最初のゲームはとても大変だと思います。私にとっては、このチームで初めての試合を勝利することができて、とても良かったです。エアフォースＶＣはジレイユ選手にボールを集めていましたが、彼を抑えることができたことが勝利の要因のひとつ。選手たちはよくやってくれたし、とても良いスタートをきることができました」

内山正平 選手
「どの大会でも初戦の入り方は難しい。特に海外での試合の場合は会場や環境への適応が必要になります。今大会はいいコンディションでゲームに入ることができました。相手のキープレーヤーに対していかに対処するかが今大会の課題です。今日のタイのチームとの試合、明日のモルディブのチームとの試合に限らず、今後も、情報の少ない相手と戦っていかなければなりません。いかに対応していくかが求められると思いますし、次も自分たちのプレーをすることができれば勝利できると信じています」


写真：AVC

2017アジアクラブ選手権 特設ページ
http://www.vleague.or.jp/2017_asia_club/