VCup今週の見どころ／V1女子

※大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグ機構オフィシャルサイトなどでご確認下さい。

V Cupはラストウィークへ

　
　2月27日に開幕したV Cupは、予選ラウンド最終週。Aグループは久光スプリングスが3勝0敗（9ポイント）で首位に立ち、3勝0敗（8ポイント）のJTマーヴェラスが2位に続く。20日（土）の京都市会場は、その直接対決だ。

 久光は、今季強みのブロック力をV Cupでも発揮。6日（土）のトヨタ車体クインシーズ戦では、アキンラデウォ,フォルケの4本を筆頭に、今村優香が3本と続くなど、チーム合計14本のブロックポイントをマーク。翌7日（日）の岡山シーガルズ戦でも、チーム合計11本のブロックポイントで岡山の7本を上回った。対するJTも、7日のトヨタ車体戦で、ヒックマン,ジャスティスの4本、西川有喜の3本などチーム合計12本のブロックポイントを挙げ、オポジットとして起用された西川は、田中瑞稀の24得点に続く18得点をマーク。



  

　Aグループは、5位のトヨタ車体が0勝4敗（2ポイント）、6位のヴィクトリーナ姫路が0勝3敗（0ポイント）でグループ戦敗退が決まったが、トヨタ車体は内定選手の大川愛海が7日のJT戦でフル出場。姫路も積極的に多くの選手を起用し、底上げを図っている。

フレッシュな戦力が来季の希望に

　
　Bグループも、上位の直接対決。20日の所沢市会場は、3勝0敗（9ポイント）で１位の埼玉上尾メディックスと、3勝0敗（8ポイント）で2位のNECレッドロケッツがぶつかる。

 埼玉上尾は攻守の柱・吉野優理が負傷離脱したが、代わりに佐藤優花や、6日のKUROBEアクアフェアリーズ戦では内定選手の目黒安希を起用。NECも、古谷ちなみや吉田あゆみ、安田美南らの若手、ルーキーの野嶋華澄も躍動する。6日の東レアローズ戦では、内定選手のリベロの藤井莉子がフル出場した。

　レギュラーラウンド準優勝の東レも、日本代表合宿で主力不在の中、リザーブとしての出番が多かった野呂加南子と大崎琴未の同期アウトサイドヒッターが対角を組み、本来はミドルブロッカーの小川愛里奈をセッター対角で起用している。

　Bグループは、３位以下3チームが1勝2敗で並び、東レ（4ポイント）、日立リヴァーレ（3ポイント）、KUROBE（2ポイント）の順。日立は、シーズンを通して若手アタッカーを起用し、V Cupでも変わらず。フルセットの末に勝利した7日の東レ戦では、上坂瑠子がチーム最多27得点の頼もしい活躍を見せた。

ファイナルラウンド進出はグループの上位２チームで、下位チームはこの週末がラストウィークになる。