V２女子　2/8-9週の見どころ

2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN（V2女子）は今週末、２月８日（土）、９日（日）に広島市会場にて最終戦が行われる。

すでに１月25日の時点で群馬銀行グリーンウイングスの優勝が確定。群馬銀行がS1ライセンスを保持しているため、入替戦の実施が決まった。週末は２位争いを繰り広げているJAぎふリオレーナとルートインホテルズブリリアントアリーズの動向も気になるところだ。その一方で、今週の見どころではもう一つの戦いである個人表彰に着目したい。

現在、総合得点でトップに立つのはGSS東京サンビームズの吉里遥で372得点。続いて、２位はJAぎふの山本裕香が341得点、３位はGSS東京の張心穆意が313得点、４位は大野石油広島オイラーズの斉藤有香が310得点となっている。残り試合を考えれば、上位の順位に変動はなさそうだが、３位以下は僅差であることから最後で順位は変わりうる。

さらに、総得点上位の吉里と山本はアタック決定本数（１セットあたり）でもトップを争う。山本は4.89本で１位、吉里は4.47本で２位とその差はわずか0.42本。直接対決とはならないものの、お互いの力強い攻撃は最後まで見ものだ。

　
　
　

さて、優勝が決まっている群馬銀行を見ると、アタック決定率（バックアタック含む）が今季の強さを物語っている。鈴木日葵は44.7％でリーグ１位の成績で、安福若菜が40.2％で２位に続く。40.0％以上の数字をあげている選手は鈴木と安福のみで、リーグ屈指の決定力で勝利を呼び込んだ。

　
　
　
　
一方で守備に目を向けてみると、サーブレシーブ成功率ではブレス浜松の松川美咲がリーグ１位の74.9％、プレステージ・インターナショナルアランマーレの森寿実子が２位の71.6％と高い数字を残している。アグレッシブかつ正確なレシーブでチームを支える彼女たちのプレーは必見だ。

　
　
　
　
個人成績だけでなく、2位以下のチームの最終順位や入替戦進出チームが2/8~9の2日程で決定する。
今週末は広島会場から目が離せない。

　V２&V3男子　2/8-9週の見どころ　

2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 MEN（V2男子）は今週末、東京の２会場（東村山市、江戸川区）で実施される。東村山市会場はV2男子が各日２試合、江戸川区会場はV.LEAGUE DIVISION3 MEN（V3男子）との合同開催でV2男子とV3男子が１試合ずつの計２試合が行われる。

今回は、バレーボールで唯一、“自分ひとりの力”で得点することができるサーブを武器にする選手をV2、V3合わせて紹介する。

現在、V2男子のサーブ効果率で首位に立つのはヴィアティン三重の田中一彰で9.9％。スピードとパワーある打球で相手を崩し、チームに流れを引き寄せる。続く２位は、9.7％で警視庁フォートファイターズの中道元貴。セッター登録の中道だが、今シーズンはアタッカーとして奮闘し、持ち味であるサーブでも存在感を放っている。８日（日）の東村山市会場では三重と警視庁によるV2トップサーバーの直接対決が実現する。
　
　
　
　

V3男子のサーブ効果率で頭角を現しているのは、サーブ効果率11.1％でリーグトップの奈良ドリーマーズの川村幸司。相手をよく見てコースを打ち分けるなど、サーブの引き出しは他の選手に比べると格段に多い点が特徴だ。

V3男子は近畿クラブスフィーダが、ガッツあふれるレシーブや高さのあるブロックを武器に首位の座を守り抜いている。その中でも、中谷芹や本多泰成ら若手選手が放つ攻撃的なサーブはゲームの流れを変えたい時の一手となっている。まだ試合の出場機会が少ない彼らだが、今後チームへの貢献度も増していくことだろう。

　　
　

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