11/28-11/29見どころ／V2男子

注目必至の北海道ダービー

2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN（V2男子）は11月28日（土）、29日（日）に札幌市会場、多摩市会場、坂戸市会場にて、計8試合が実施される。

　中でも注目は北ガスアリーナ札幌46にて行われるサフィルヴァ北海道とヴォレアス北海道の“北海道ダービー”。2位のヴォレアスは22日の大同特殊鋼レッドスター戦で今季初黒星を喫したものの、21日のきんでんトリニティーブリッツ戦でケガから復帰した古田史郎キャプテンの存在が心強い。最高到達点360㎝のビッグジャンパーが、昨季敢闘賞を受賞した実力を見せつける。その古田に加え、張育陞も総得点2位（118点）と好調を維持しており、両アタッカーに注目だ。

　一方6位のサフィルヴァは、ブロック決定本数5位タイ（13点）の柏田樹が鍵を握る。チームトップタイの最高到達点340 ㎝から繰り出すスパイクも武器で、攻守で活躍を見せてチームを勝利に導けるか。

　


  坂戸市会場では28日、29日と続けて、首位を走る富士通カワサキレッドスピリッツと8位の埼玉アザレアが対戦。富士通は昨季最高殊勲選手賞を受賞した栁田百織キャプテンとルーキーの兵頭佳樹が攻撃を支える。総得点ランキングでそれぞれ4位（73点）、9位タイ（63点）の2人に加え、最高到達点327㎝で衰え知らずのベテラン岡村義郎のスパイクにも注目だ。一方の埼玉は開幕戦で勝利した10月17日以来の試合。初戦で25得点を挙げた石井和希を中心に、3連覇中の王者から白星を狙う。

  

　


  多摩市会場の29日第1試合では4位のつくばユナイテッドSunGAIAと3位の長野GaRonsが対戦する。つくばの攻撃を引っ張るのが日本代表経験もあるサウスポーの上場雄也。最高到達点350㎝の高い打点からスパイクを繰り出し、総得点は2位（118点）に大きく差をつける142点。長野GRはブロック決定本数1位タイ（17点）の鰐川怜児を中心に、上場の得点を阻止したい。

　


　同日第2試合は9位の東京ヴェルディ、11位のきんでんが対戦。1勝2敗の東京Ｖはアタック決定本数が10位と決定力不足が課題。サーブレシーブ成功率も10位に沈んでおり、安定した守備からいかに攻撃につなげられるかに注目だ。対するきんでんはここまで5戦全敗と苦しむ。そんな中、22日の富士通戦でチームトップの15得点を上げたルーキーの谷川結人が光明。最高到達点338㎝の跳躍力を生かしたスパイクに、今季初勝利の期待がかかる。

11/28-11/29見どころ／V2女子

上位対決はお互いの持ち味がぶつかり合う

2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN（V2女子）は今週末に伊勢崎市と広島市の２会場で計７試合が行われる。ここまで各チームは5～8試合を消化しており、最多8試合を終えた３位のブレス浜松（5勝3敗）を除く、8チームが週末に熱戦を展開する。

　上位同士がぶつかり合う注目カードは11月28日（土）、伊勢崎市会場の４位・群馬銀行グリーンウイングス（4勝1敗）対２位・プレステージ・インターナショナルアランマーレ（６勝1敗）。チームの技術ランキングを見ると、群馬銀行はサーブ効果率とサーブレシーブ成功率で1位であるのに対し、アランマーレはブロック決定本数（１セットあたり）で1位となっており、それぞれの強みがサーブ周りとネット際とに分かれる形となった。持ち味を生かして勝利をつかむのはどちらか、展開を含めて気になる一戦である。

　現在の1位はルートインホテルズブリリアントアリーズ（6勝1敗）。アランマーレとは1ポイント差でトップに立っており、広島市会場で７位・千葉エンゼルクロス（2勝5敗）、６位・大野石油広島オイラーズ（2勝4敗）と対戦する。ルートインは岸村恵実（5位）を筆頭に、アタック決定率ランキング上位15位以内に4人が入っており、チーム別のアタック決定率（バックアタック含む）では1位。最高到達点300㎝を誇る村山美佳（同8位）の高さにも注目。

     

　そのほかにも見逃せないチームや対戦カードが目白押しである。1レグもいよいよ大詰め。ぜひ会場で、あるいはV.TVでご観戦を。

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