12/5-12/6見どころ／V2男子

ヴォレアスは前回のリベンジなるか

先週末、札幌市会場にてついにサフィルヴァ北海道対ヴォレアス北海道の北海道ダービーが実施された。サフィルヴァのホームゲームだったが、結果は両日ともにヴォレアスの勝利となり、着実に優勝に向けてポイントを重ねている。
しかし、現在V2男子首位を走るのは、４連覇がかかる富士通カワサキレッドスピリッツだ。８戦を終えてオール白星かつ、フルセットの試合もなく、フルスコアである24ポイントを獲得している。




ヴォレアスも富士通と同じく24ポイントだが、こなした試合が１つ多い上に、１つ黒星がついているため、現在２位という結果に。そして今週末、ヴォレアスにリベンジの機会が訪れる。今週末は旭川市会場と大和郡山市会場で２日間計８試合が行われ、旭川市会場は、ヴォレアスのホームゲーム、大和郡山市会場はきんでんトリニティーブリッツのホームゲームとなっている。その中でリベンジというのは、６日（日）に行われるヴォレアス対大同特殊鋼レッドスターの試合。ヴォレアスにとって大同特殊鋼は、唯一黒星を喫したチームであり、早速訪れたリベンジのチャンスだ。前回の対戦で、サーブ効果率や、サーブレシーブ成功率は大同特殊鋼を上回っていたヴォレアス。唯一下回ったのがアタック決定率で、大同特殊鋼は52.2％、対するヴォレアスは38.1％であった。個人技術ランキングにおいて、現在アタック決定率２位の大同特殊鋼の田中尚（60.0％）をはじめとする、アタッカー陣をいかに抑えることができるかが、勝利へのカギであることは間違いない。また、前回は大同特殊鋼のホームゲームだったが、今回はヴォレアスのホームゲーム。応援を力に勝利をつかみ取りたい。

　一方、大和郡山市でホームゲームを行うきんでんは、いまだ勝ち星なしの苦しい戦いが続いている。今週末はリモート開催ではあるが、今季初のホームゲームで是が非でも勝利したいところ。相手は５日（土）が東京ヴェルディ、６日（日）が富士通と現時点での上位チームとの対戦だが、東京Vからは昨季白星を挙げており、チャンスは十分。チーム技術ランキングのサーブ効果率は現在４位と低くはないので、強気なサーブで崩しブロックでうまく仕留めることができれば、富士通相手にも勝機はあるだろう。

12/5-12/6見どころ／V2女子

戦いは２巡目に突入。浮上するのは？

　2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN（V2女子）は12月５日（土）、６日（日）に天童市会場、軽井沢町会場にて計８試合が行われ、年内のスケジュールは終了となる。現時点で各チームは７～９試合を消化しており、この週末ですべてのチームが総当たり（８試合）を終えて、２巡目へと突入する。

　ここまで全勝のチームはなく、１敗がルートインホテルズブリリアントアリーズ（８勝）と群馬銀行グリーンウイングス（６勝）。このトップ２チームが５日、軽井沢町会場で迎える２度目の直接対決が、この週末の大きな見どころの一つ。前回は群馬銀行がストレートで勝利しているものの、その後は負けなしのルートインの士気は高く、今後を占ううえでも今回の勝負の行方が興味深い。

技術的には１レグを通してサーブ、サーブレシーブで群馬銀行のほうが安定感を示しているものの、アタックやブロックといったネット際での力はルートインがやや上をいく印象。実際にぶつかり合ったとき、お互いに持ち味を生かせるか、あるいは相手の武器を封じることができるだろうか？

  

３位以下は２敗のプレステージ・インターナショナルアランマーレ（６勝）、３敗のブレス浜松（５勝）、４敗のJAぎふリオレーナ（４勝）と続き、２勝６敗で８位のGSS東京サンビームズまで、まだまだ試合ごとに順位の変動が起こりえる状況と言えるだろう。９戦全敗と苦しい戦いが続いているフォレストリーヴズ熊本は土日に天童市会場でアランマーレ、JAぎふと連戦。さまざまなメンバー、ポジションを試す中で浮上のきっかけをつかみたいところである。

V2女子にはDIVISION1と比べると日本人選手のみで戦うチームが大半であり、だからこそ駆け引きやロングラリーが何よりの魅力となっている。ぜひ、この週末はこんな視点でも注目し声援を送っていただきたい。


  

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