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【データコラム】V1男子ファイナル見どころ解説

コラム

2020.02.29

こんにちは、Vリーグ公認アナリストの宮脇です。

今回のコラムでは、いよいよ最終決戦となるV1男子ファイナルのみどころについて紹介していきたいと思います。
本来であれば、V1女子ファイナル同様に、会場にお越しいただいた皆さまの前でこの「見どころ解説」を行う予定でしたが、現地でのイベント中止ということになりましたので、せめてコラムの形でお届けしたいと思います。

 

 

さて、今回のV1男子ファイナルの対戦カードであるパナソニックパンサーズ vs ジェイテクトSTINGSの戦いですが

 

「攻撃の的を絞らせないパナソニック」vs「攻撃の的が絞れても止められないジェイテクト」

 

という構造の戦いになるのではないかと予想しています。

それではそれぞれのチームの強みを紐解いていきたいと思います。
 
 
 

 攻撃の的を絞らせないパナソニック

 
V・レギュラーラウンドを1位通過したパナソニックですが、攻守ともにバランスの取れたチームです。
前回のコラム「技術統計データでV1男子レギュラーラウンドを振り返る」でも紹介したように、パナソニックはアタック、ブロック、サーブとどのスキルにおいても高い水準に位置しています。

しかし、各分野で1位というわけではありませんでした。 
アタック決定率であれば、JTサンダーズ広島がレギュラーラウンド1位であり、パナソニックは3位です。1セット当たりのブロック決定本数も10チーム中3位。サーブ効果率はジェイテクトに次いで2位という結果でした。
 
では、なぜパナソニックはレギュラーラウンドを1位通過できたのでしょうか。
 
私はパナソニックの強さは、群を抜いて突出した選手はいないが、各選手のアタック決定率が平均的に高くなっている(⇒選手個人成績)からではないかと思っています。さらに、各選手のアタック決定率が高くなっている要因として、もちろんアタッカー自身のスキルもさることながら、セッターの深津選手がうまく相手のブロッカーに的を絞らせないようにトスを振り分けているからではないかと思います。
 
チームの司令塔であるセッターの巧みさに、アタッカーがそれにしっかり応えることで安定した試合運びが可能になっていると思います。ファイナルでもアタッカーを自在に操り、活路を見いだすセッターのトスワークには注目です。

 

的を絞らせないパナソニックの攻撃
 
  
  
 

 攻撃の的が絞れても止められないジェイテクト

 
一方のジェイテクトはパナソニックとは対照的なチームです。
 
男子日本代表にも選ばれている西田選手がチームの得点源となり、場合によってはチーム全体の半数近くを西田選手がスパイクを打っていることもあります(⇒選手個人成績)。実際に先日のセミファイナルでは、ジェイテクトはチーム全体で108本のアタックを打っていますが、その内51本は西田選手が打っています。
 
相手としては、チームの半数近くの打数がある西田選手に対してディフェンスの対策を取ったり、重点的にブロックマークすることは当然のように行っています。それでも、相手のマークをもろともせずスパイクを叩き込み得点を量産し、レギュラーラウンドでは得点王を獲得しています。
 

ジェイテクトはパナソニックに対しレギュラーラウンドでは1勝2敗と負け越しています。ファイナルでは、西田選手一辺倒になってしまうと苦しい展開となる可能性が高いです。饒選手藤中選手など、バランスよく攻撃を組み立てることがファイナルで勝利を手にする条件だと思います。
 

攻撃の的が絞られても止められないジェイテクトの攻撃
 
 
 
 

 6本に1本のサービスエースを見逃すな!

 

最後にそれぞれのサーブについて触れたいと思います。

まず、パナソニックのサーブは誰をターゲットにしているかに注目です。レギュラーラウンドの技術統計データでは、ジェイテクトはチームの半数以上をカジースキ選手がサーブレシーブをしています。相手から多く狙われているにも関わらず大きく崩れていないのがカジースキ選手の特徴でもありジェイテクトの強みです。
ここ最近は藤中選手がターゲットとされているケースも多くなっている為、ファイナルでのパナソニックのサーブも崩れにくいカジースキ選手よりも藤中選手をサーブで狙う可能性が高いかと思います。

ジェイテクトにはサーブ効果率の高い選手が揃っています。レギュラーラウンドのサーブ効果率ランキングの1位が西田選手、2位がカジースキ選手です。西田選手はレギュラーラウンドのデータから約6本に1本のペースでサービスエースを取っていることになります。
しかし、先日のセミファイナルのサントリー戦では19本のサーブのうち4本のサービスエースを取っています。約5本に1本のペースと確率を上げてきているので、サーブで流れを掴んで試合の主導権を握ることができれば、ジェイテクトの初優勝も見えてきそうです。
 

 
 
令和最初の王者はパナソニックか、ジェイテクトか。

17時10分より、DAZN・NHK-BS1で放送です。画面越しにはなりましたが、この一戦をぜひ見届けましょう。
 
  

  
 

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<Vリーグ公認アナリスト>

宮脇 裕史(Hiroshi Miyawaki)

2007-2014 JTマーヴェラス コーチ兼アナリスト

2014-2016 バレーボール・女子日本代表 サポートアナリスト

2017-    バレーボール女子アンダーエイジカテゴリー日本代表・アナリスト

      (公益財団法人日本バレーボール協会)

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